コンゴ内戦
コンゴ共和国はザイールとして建国された中央アフリカの大国で人口5000万人。多民族国家で大半がキリスト教(カトリック)信者。14世紀にバンツー系民族で構成されるコンゴ王国が作られたが20世紀には植民地化され広大な領土は分割。現在のザイール(コンゴ民主共和国)、ガボン、コンゴ共和国、アンゴラの4国に分断された。公用語はフランス語で1908年からベルギー植民地となる。1960年にベルギーから独立するとすぐに内戦がはじまる。豊富な鉱物資源を有するカタンガ州のルバ族は内戦開始後に分離独立運動を始めこの資源に目を付けたベルギーがルバ族を支援。ザイール(コンゴ)のカサブブ大統領はこれを鎮圧にかかるが首相のムルンバが離反し独自に鎮圧を開始。戦闘は激化。1965年にアメリカの支援を受けたモブツ軍事独裁政権が樹立されると紛争は終息へ向かう。この後32年間に渡りモブツ政権が維持されるが1997年5月にモブツ政権が倒されローラン・カビラ大統領が誕生すると国名をザイールからコンゴ民主共和国に改名。国家再建が開始されるかと思われたが1998年8月には内戦が勃発。モブツ政権打倒のために組織された反政府勢力コンゴ・ザイール開放民主勢力連合(ADFL)の主力であったツチ族のバニャムレンゲ族グループが同じツチ族政権のルワンダの支援の元東部で大攻勢に出たのである。この内戦にアンゴラ、ザンビアなどの周辺諸国が介入しアフリカ史上最大の内戦に発展した。1999年には様々な調停工作の末停戦が実現するが2001年にはローラン・カビラ大統領が暗殺され、息子のジョセフが新大統領になるなど混乱は続いている。
コンゴ内戦の勢力図 国内組織 支援国家
カビラ政権 政府軍 ジンバブエ、アンゴラ、ナミビアザンビア、スーダン、チャド
反政府勢力 ADFL ウガンダ、ルワンダ、ブルンジ