UNITED STAETS OF AMERICA DEPARTMENT OF THE AIR FORCE
アメリカ合衆国空軍

アメリカ空軍の歴史はアメリカ軍の中でも最も浅く第二次世界大戦後の事であった。それまで陸軍直属の航空部隊US ARMY AIR FORCE(USAAF)として各任務に従事してきたが1947年7月26日の国家安全保障法の成立で独立した航空戦力組織となった。第二次世界大戦以降陸軍航空隊の爆撃機や海軍の航空戦力は制空権の確保と敵地への迅速かつ強力な打撃を理念に高速に増大しそれに伴う航空機の性能も飛躍的に増加していった。ベトナム戦争を経て空軍は精密な対空ミサイルと対地爆弾の開発にも尽力し現在では正確な攻撃を可能にしている。これは湾岸戦争などに代表される近代戦争が対象国の民間人に犠牲を出してはならないというこれまでとは違った戦争の体系を持っている事も原因である。航空兵力にいる精密な攻撃は敵味方の犠牲を最小限に止めるだけでなくベトナム戦争での大規模な歩兵投入に伴う戦争の泥沼化を押さえる事にもなる。また国家経済の事を考えても短期的かつ集中的攻撃による戦争の早期解決は冷戦後のアメリカ軍の戦争のスタイルとなっている。海軍機動部隊と共に現代のアメリカ軍戦略の根幹を成す米空軍は最新のテクノロジーを維持したまま縮小傾向にあり戦闘機、爆撃機はより低コストなものが求められている。アメリカ空軍HP
アメリカ合衆国大統領--国家安全保障会議
|
|
国防長官-国防総相
(この他副大統領、CIA長官、統合参謀本部議長等)
|
統合軍(UNIFIED COMBATANT COMMAND)
|
北方軍
NORTHCOM
欧州軍
EUCOM
中央軍
CENTCOM
南方軍
SOUTHCOM
太平洋軍
PACCOM
統合部隊軍
JFCOM
特殊作戦軍
SOCOM
戦略軍
STRATCOM
輸送軍
TRANSCOM
| | | | | | | | |
州兵
航空隊
ANG
在欧空軍
US
AFE
中央空軍
CENT
AF
南方空軍
SOUTH
AF
太平洋
空軍
PAC
AF
空軍
特殊作戦
コマンド
AF
SOC
空軍宇宙
コマンド
AF
SPC
航空機動
コマンド
AMC
航空戦闘
コマンド
ACC
航空戦闘
コマンド
ACC
航空戦闘
コマンド
ACC
航空戦闘
コマンド
ACC
航空戦闘
コマンド
ACC
|
空軍
参謀総長
参謀本部
|
空軍長官
|
国防長官
空軍予備コマンド(AFRC)
航空教育訓練コマンド(AETC)
空軍資材コマンド(AFMC)
アメリカ空軍の組織
ACC/AIR COMBAT COMMAND(航空戦闘軍団)
ACCの基本任務は爆撃機など作戦機の運用とアメリカ合衆国国内の戦闘機、攻撃機の運用を担当。また統合軍の各軍団(陸軍の組織図参照)への戦闘機、爆撃機の配備を担当する。さらに北アメリカ航空宇宙防空軍団(NORAD:NORTH AMERICA AEROSPACE DEFENSE COMMAND)への兵力供給を行っている。傘下の航空軍は第1航空軍(防空戦闘)、第8航空軍(爆撃/偵察/航空管制)、第9航空軍(戦闘)、第12航空軍(爆撃/戦闘)の各航空軍。

AETC/AIR EDUCATION AND TRAINING COMMAND(航空教育訓練軍団)
1993年に発足した航空教育訓練軍団はアメリカ空軍のパイロット及び基本軍事訓練、リクルートや勧誘などを行う組織で空軍兵士の初期訓練なども担当する。パイロット及びエアクルーの教育の他、情報、法律、医療、航法、消防などの統合訓練も実施している。第2航空軍(基礎/技術訓練)、第19航空軍(飛行訓練)。

AFMC/AIR FORCE MATERIEL COMMAND(空軍資材軍団)
資材軍団は空軍予算の50%を運用する資材調達組織で、新型兵器のテストや兵站の確保と運用、各種装備の維持、管理、保守を担当している。空軍唯一の調達機関であり試験センターでは兵器の能力、性能テストが行われる。テストパイロット学校及び航空宇宙医療学校を設置している。研究、開発、試験、評価部隊、航空兵站センター(整備/改修)

AFSPC/AIR FORCE SPACE COMMAND(空軍宇宙軍団)
アメリカ空軍の宇宙活動を実行、支援する組織で大陸間弾道ミサイルICBMも宇宙軍が管理している。この他弾道弾警戒レーダー、宇宙監視システム、衛星、センサーなどの運用などがある。さらにアメリカ空軍保持のヘリコプター資材の管理、民間への宇宙支援と開発。ロケット発射台の貸与なども宇宙軍の任務になっている。第14航空軍(宇宙)、第20航空軍(弾道ミサイル)。

AFSOC/AIR FORCE SPECIAL OPERATIONS COMMAND(空軍特殊作戦軍団)
特殊作戦群団は特殊作戦を専門に行う軍団で旧第23航空軍を独立させて、ひとつの軍団とした。アメリカ特殊作戦軍団SOCOMの管理下に置かれるこの組織はベトナム戦争中に撃墜されたパイロットを救助するための戦闘救難部隊から発展し現在では対テロ特殊部隊の支援作戦や特殊偵察、心理作戦なども実行する。専用の特殊作戦航空機(攻撃機、ヘリコプター)とパイロット、エアクルーで構成された航空機部隊を持ちさらにパラジャンパーと呼ばれる特殊部隊員を随伴する。パラジャンパーは空軍特殊部隊の兵士で戦闘救助の際に必要になる高度な外科医療を修得しており他の特殊部隊と同様戦闘能力は高い。米国本土の他イギリス、日本(嘉手納)、韓国にも部隊を持つ。

AMC/AIR MOBILITY COMMAND(航空機動軍団)
航空機動軍団は輸送、空中給油などを行う軍団で大陸間の輸送などを担当している。主な任務はアメリカ軍全軍の迅速かつ円滑な輸送でアメリカ軍輸送軍団コンポーネントとして湾岸戦争などで活躍している。この他戦闘地域への空中輸送や空中給油、作戦支援機の提供なども行う。第15航空軍、第21航空軍が所属。

USAFE/US AIR FORCE in EUROPE(在欧州米空軍)
アメリカ・ヨーロッパ軍団の定めた任務を遂行するための組織で部隊の管理、維持、訓練を担当。アメリカ軍のヨーロッパ、中東地域に於ける展開の支援を行う。第3航空軍、第16航空軍。

PACAF/PACIFIC AIR FORCE(太平洋航空軍団)
太平洋及びアジア地域の防空と航空作戦の実施を担当する組織で部隊の管理、維持、訓練、装備の調達を行う。空中早期警戒機AWACSや空中給油機の運用も行う。第5、7、11、13航空軍が所属。

AFRC/AIR FORCE RESERVE COMMAND(空軍予備軍団)
国家非常事態に招集される予備役組織で訓練を積んだ25万人の予備役兵を統括管理する組織。この他退役予備兵33万人の管理を担当している。第4航空軍(空中給油/空輸)、第10航空軍(戦闘/特殊作戦)、第22航空軍(空輸)

ANG/AIR NATIONAL GUARD(州兵航空隊)
州軍所属の航空機部隊の管理維持、統括を行う組織。総員3万名、88飛行部隊を持つ大規模な組織で一部は空軍予備兵力として直属の指揮下に入っている。ACC提携航空部隊(戦闘/防空)、AMC提携部隊(空輸/空中給油)、AFSOC提携部隊(特殊作戦)、PACAF提携部隊(戦闘/空輸)、AETC提携部隊(訓練)