U.S.MARINE CORPS
FORCE RECON CQB SHOOTER
アメリカ海兵隊の保有するFORCE RECONはベトナム戦争時の強襲・偵察部隊としてその能力を発揮し高い評価を得たがその後1990年代に入ると従来の任務に加えSEALなどが行う洋上での人質救出作戦やVBSS(Visit Board Search and Seizure)、大使館などへの対テロを主眼にした訓練を開始した。写真の兵士は90年代中盤頃に広く使用されたFORCE RECONのCQBの訓練時の装備。CQB装備の特徴としては近接での火器に対する防御を考慮した対ライフル/ピストル弾への防御力向上であり、従来のフラグメーション(破砕弾)向けのアーマーと比較しても大きく重い。室内に立てこもるテロリストからは野砲などの支援が無いことから弾丸による負傷で致命傷となる胴部分の防御を徹底する事から、おのずと任務の性質が似ている警察特殊部隊「SWAT」と同様の装備形態になる。短期間で完了しなければならない突入作戦ではベスト前方に集中的に装備品を配置するために多くのポーチが装着され建造物内部で他チームなどと連絡を取るために無線機の装備も必須になっている。また人質などの保護目標がある場合にはMP5サブマシンガンなどの貫通力の低いピストル弾を使用した火器が使用され火器の作動不良時にも即座に対応するためにピストルも携行する。非致死グレネードや催涙ガスの使用を想定しベスト背面にはガスマスクや非致死性グレネードなども収納されている。これらの装備は長距離行軍を行う作戦時には適合しないものの対テロ作戦の様な迅速さを要求されまた接近戦が想定される場合には優れた能力を発揮する。被服はCQB作戦では多くの特殊部隊が利用するノーメックス製スーツを着用しボディアーマーにはポイントブランク社のアサルトベストを使用。