TASK FORCE 160 SOAR
SPECIAL OPERATIONS AVIATION REGIMENT(AIR BONE)
NIGHT STALKERS
■HISTORY
アメリカ陸軍特殊作戦軍団に所属する第160特殊航空部隊通称ナイトストーカーズは先行して創設されていたデルタやレンジャーなどの特殊部隊をより円滑に運用するための航空輸送部隊として1981年にケンタッキー州フォートキャンベルで結成された。テヘランのイラン大使館占拠事件では軍上層部の思惑により海軍のヘリコプターを投入した事で大きなトラブルと死者を出す事故となり作戦自体が中止される結果となった。作戦に参加したデルタの指揮官チャーリー・ベックウィズ大佐は特殊部隊を輸送する航空部隊にも彼らと同様特殊部隊である必要性を実感した。
その教訓から生まれた第160SOARは特殊部隊と同様に即応性と全天候運行能力を維持しており夜間、悪天候などでの作戦飛行を行う。そのため使用する航空機は常に最新鋭の技術と装備が盛り込まれている。
更に過去の輸送部隊とは大きく異なり特殊部隊員降下後も作戦地域に残り特殊部隊を空から支援する。SOARは攻撃支援ヘリコプターと輸送ヘリコプターの2つを持ち乗員は近接射撃を受ける危険が多いため防弾ベストと個人装備で身を固めている。
湾岸戦争では海上での船舶護衛活動をするSEALと行動を共にした他、SOCOM組織内部の全特殊部隊と連携し作戦を行う。
1993年ソマリアでのアイディード将軍逮捕作戦などに投入されたがブラックシーの戦いにおいて2機のブラックホークヘリコプターを撃墜され犠牲者を出したが地上に残ったデルタ及びSEAL、レンジャーで組織されたタスクフォースを昼夜を問わずリトルバード攻撃ヘリなどで支援し犠牲を最小限に抑えた。
2001年9月11日の同時多発テロに起因するアフガニスタンでのエンデューリングフリーダム作戦、2003年のイラク戦争にも投入され特殊部隊と共に作戦に従事している。
■EQUIPMENT
SOARはアメリカ陸軍特殊作戦軍団の傘下にあり、回転翼機を運用する。隊員は空挺資格を有しており歩兵としての戦闘訓練を受けている。彼らは被弾時の緊急着陸、特殊部隊回収時の支援を目的とした武装を携行しておりM4カービンやMP5サブマシンガンなどを使用する。輸送ヘリの機内にはミニガンなどを装備しており搭乗員が支援射撃を行う。すべての航空機には全天候航行装置、IRジャマーなどの電子機器が装備され夜間飛行の際にはナイトビジョンを使用する。
■MH-60K/L
アメリカ軍の新型汎用ヘリコプターUH-60シリーズを特殊作戦向けに改造。160th SOARでは初期に第101空挺師団に配備されていたUH-60の改造型を利用していたが現在ではMH-60シリーズが使用されている。給油婦ローブを備え全天候飛行が可能。武装もヘルファイヤ、スティンガー、チェーンガン、ミニガンなど任務に応じて装着が可能。この他に海軍の使用するSH-60、HH-60などもありSEALのキャスティングなどに利用されている。空軍では特殊部隊AFSOC傘下でMH-60Gペイブホークが使用されている。アメリカ海兵隊以外の全部隊に大量に配備されておりバリエーションも豊富である。
■MH-47D/E
タンデムローターの大型輸送ヘリコプターCH-47の特殊作戦モデル。増加燃料タンク、全天候航法装置などを備えており第160SOAR(Airbone)で運用されている。
■MH-6C/J
リトルバードの愛称で呼ばれる複座式の小型ヘリコプター。現在では最新型のJ型が特殊作戦に使用されている。サーフボードステップと呼ばれる簡易座席を機外に設置し兵士を素早く建造物の屋上などに下ろすことができる。1993年のソマリアではデルタフォースの輸送に利用された。小型高機動のため偵察能力も優れる。
■AH-6J
リトルバードに武装を施した攻撃モデルでロケット弾、ガトリング砲などを装備し地上部隊を直接支援する。現在リトルバードシリーズは老朽化が激しいためアップグレードが進んでいる。