■特殊部隊装備を使おう!-ベスト編-

みなさんこんにちは
さて今回は特殊部隊コスプレの中でももっとも多く使用されるアイテム、
タクティカルベストを実際に使うための工夫を紹介します。
前回は初心者のみなさんの為のものでしたが
今回はベストを購入した人向けのものにしてみます。
故にまだベストを持っていない人はこちら
もしくはこちらをクリックしてください。
さて、ベストの使い方といってもポーチの形から何をどう使うかは大方想像がつきますし
何を入れたら良いかわからない部分に関しては私もわからないので
触れないことにします
で、今回の目的はベストを使う上で気をつけたほうがいいような
ポイントを解説し対策を立てたいと思います。
いわばユーズ&ケアマニュアルみたいなものです。
個人的な経験や知人に聞いたアドバイス程度なので
ニヒルな流し目程度でご覧下さいね
さて、一言でタクティカルベストと言っても色々な種類があり呼び方も様々です。一般に軍の兵士が使用する弾薬や野戦装備を携行するベスト式の装帯です。これらはナイロン生地をベースにプラスチックバックルやベルクロ素材で構成されちょっとやそっとじゃ壊れない構造になってます。
で、どこをどう間違ったのかこれらの軍用装備は近年日本やアメリカ、その他世界中の一般市民がゲームやミリタリーコスプレに愛用するための道具として購入しています。
実物の高価な装備が手にはいると言うことで私を含めマニアな方々は
ウハウハな訳ですがここで重要になってくる問題としてはこれらのベストは殆どのメーカーが生涯補償を掲げている事です。
これはつまり、「俺の所の装備はガンダム並に丈夫だが、メガ粒子砲でも喰らったら流石に壊れるので
その場合、いくらでもタダでなおしてやるぜ〜」
ということでは断じて無く
大概が「爆発物やナイフによるダメージ、裂傷、銃弾による損傷
以外の通常使用範囲に於いて万が一故障、破損した場合には無料で直しまっせ」という事になります。
ということは、普通に使っていてもどこかしら都合が悪くなるって事なんです。
もちろん使用される素材はそのパーツ中最高のものを使っているわけですが世の中にナイロンとプラスチックより丈夫な素材なんていくらでもありますし、低収入の兵士個人が買える値段で販売しなければならない訳です。
「大人の事情」だっていっぱい含まれるわけです。
いかに高価なベストといえどいつかは損耗しオーバーホールの時が来るわけです。
実際の兵士の場合はこれらの装備を持っている場合、支給されるか自費で購入するなどの手段になります。当然我々一般人が使用するよりも遙かに酷使するわけですから壊れることも多く修理も頻繁になります。軍では破損した装備は支給品ならば交換できますし専門店や購入したお店で修理もできます。
では我々個人ユーザーはどうでしょうか?
アメリカまでベストを送付して直す事もできるのでしょうが時間と郵送費用、そして何より
本当に戻ってくるのか?という精神的プレッシャーがかかります。
またこの手の補償は正規代理店からの購入のみ適用されるケースもあるようです。
つまり一般的には買った状態を維持するための努力、
治療よりも予防を心がけなるべくベストを壊さないように使わなければなりません。
長い前置きでしたがようやく本題に入ります。
ゲームなどでベストを使っているといつのまにかポーチの中や隙間に細かいゴミが入り込んでたりしますよね。
「そんなに荒い使い方しねーよ」という方はこちらをクリック。
すみません、クリックネタはもう使用しないので許してください反省します・・・
でもってそういったゴミはベルクロを傷つけ粘着力を奪っていきほふく前進などを行えばベストのパーツを連結しているバックルなどを破損させます。
これらの影響による損耗を何とか防いでみようと言うことで少しだけ対策を考えてみました。
あと少し便利な活用法もね!
ボロボロになったベストは飽きたギャルゲー同様売り払って新しいのを買うと言う人は
やっぱりこちらをクリックじゃぁあ!(←反省する気全くなし
あーちなみに私は購入したギャルゲーは手放しません
ベルクロの処理
最初はベルクロの処遇です。ベルクロはフタの開け閉めに使用される素材でベルベリと音がするしすぐに粘着力が低下する困った存在ですが、ベストでは魔女っ子ものの変身シーンの使い回しのように多用されています。バックパックや小物用ポケットなど殆ど開閉しない箇所のベルクロなどはあまり損耗しないですがマガジンポーチはしょっちゅう開け閉めするのでかなり危険な箇所になります。
写真はLBT-1195Jのマガジンポーチですが2個あるポーチの内ひとつはファステックスが併用されており中央よりの物はベルクロのみの構成になっています。この場合ベルクロの粘着力が無くなると経済的打撃(マガジン紛失)の危険があります。主にCQB向けのポーチにはベルクロオンリーものが多いので注意する必要があります。ベルクロというのは高性能=高粘着力になる訳ですが剥がす際には逆にその粘着力がベルクロのパイル(フワフワ)側をボロボロにしたりします。そこでベルクロのみのポーチではベルクロの粘着力をはじめから低下させることで寿命を高めようと考えたわけです。ちなみにベルクロは専門店や東急ハンズなどで扱っています。幅や色も複数ありますのでニーズに合わせてDIYしましょう。
左の写真では別途ベルクロを購入しそれを貼り付けています。実際に私が使用するときはベルクロと同じ色を使用していますが見やすいように黒を使っています。みなさんもお試しの際はODをご利用下さいね。
で、写真のようにするとベルクロの接着面がほんの少しになります。これでベルクロが剥がれるときの負荷が減り結果的に寿命が延びると思います。また、露出部分のベルクロが能力低下をした場合他の封鎖した部分を開けることで粘着力が復活できます。またこのようなカバーをすることでほふく前進などの際にベルクロが地面に擦りつけられる事が無くなりゴミやチリの侵入を防ぎ損耗を防げます。
マガジンポーチは多くのベストの場合左右対称にあるので先に使う側はどちらか一方になります。右で銃を持つ人は左手で左側のマガジンポーチから使用しますよね?従ってマガジンポーチの使用順位によってもベルクロを封じる面積を変えるのも一つの手段です。よく使うポーチをもっとも粘着力が弱い物とし徐々にベルクロの有効面積を広げるわけです。そうすることで脱落の心配ともオサラバです。またベルクロのカバーは工夫次第で指先を入りやすくするなどできます。写真はめくる側のベルクロをころして指を入れやすくしたものです。
こちらはファステックスを装備している方のポーチです。ファステックスとベルクロの併用はSOEベストなどでも見られます。他にドットボタンなどが併用されているものもありますが、ファステックスやドットボタンはベルクロよりも機能に恒久性があるのでそちらのみを使用することでベルクロの損耗を防ぎます。故にこちらのポーチは全面をカバー用のベルクロで覆ってしまいます。
M60用の大型ポーチなどをダンプポーチとして使用している方はやはり同様にベルクロの面積を減少させる事をオススメします。
これもベストと言えばベストなので最近流行の防弾ベストです。レプリカ実物問わずSPEARなどの最新アーマーには脱着式のプロテクターがあり、それらはベルクロで脱着されます。悲しいかなこれらのパーツは多くの部隊で使われていないためコスプレイヤーの皆さんもカラーガードなどは外して着用しています。こうすると今度は体内にベルクロが向けられるわけですが、こちらも問題です。アーマーを着るとその密閉性から例外なく汗をかきそれがベルクロを傷めます。また体が動くことで被服とベルクロの間で摩擦が生じてしまいます。これを防ぐためにやはりベルクロを貼り付けて保護しましょう。
レンジャーアーマー、PTアーマーでもウエストのベルクロはでかくてしっかりしています。実際にはしっかり体に固定しないと危険ですがコスプレではベルクロを傷める方が経済的に危険ですので保護は必要になります。左右の脇がベルクロの場合は片側を外さないようにして右か左どちらかを写真のように加工するのも手です。
写真の部分はレプリカのSPEARアーマーなどによくあるんですが、リリース用のテープがベルクロにくっついて損傷しボロボロになっていってしまう事があります。実物ではそうならないので恐らく素材が違うと思うのですがここもベルクロで封鎖しましょう。
ストラップの処理
日本人はアメリカ人に比べて小さいです。テレホンショッピングでもアメリカンサイズの服を売っているとワンサイズ下をお選び下さいなどと言ってきます。軍用ベストも例外なく大きく、小柄な日本人だと最小サイズでもブカブカという方が多いです。そこで問題になるのがサイズ調整用のストラップの処理です。大抵のフリーサイズベストには6〜8本以上のストラップが装備されており、ストラップが余りすぎるとお尻のほうまでタラーンと垂れてしまいます。実際の兵隊さんの写真を見るとそのまま放置している人も見かけますが、ジェントルメンになる為にはきっちし処理しておきたい場所です。これを処理するにはダクトテープなどで束ねるなどが一般的です。また最近の装備には初めから末端処理用にラバー製のループが装備されているものもあります。手っ取り早くかつ実際の兵隊さんもやっている手段として余ったストラップを切断してしまうというのは究極の手段ですがそれでは後々販売することになった際にサイズの制約が出てきてしまいます。そんな事で私が見つけたアイテムがこれです。
これこれ!プラスチック製のパーツなんですがこれはリュックサックなどの余ったチェストストラップやショルダーストラップを束ねるためのパーツです。東急ハンズのリュックサックのコーナーでファステックスなどと一緒に売っていました。価格も2個で200円程度と安く大量購入にも向いています。これで大抵のストラップは束ねられますので是非使ってください。ただ、見た目のリアルさという面では損なわれるかもしれませんが、実はこのパーツ、まったく同じ物をSOテック社のベストが使ってるんです。これを購入して数年後にSOテックのベストを買ったんですがその時には装備されていました。
このように装着します。利点としてはアーマーを併用する際にサイズ変更が容易という点です。テープなどで固定してしまうとアーマーを着た際や脱いだ際のサイズ変更に対応できずストラップもベトベトにしてしまいます。
裏にはループに空間が空いているので縫いつけられているストラップにも安心して装着できます。
メインのストラップに本体を固定しフックの方には余ったストラップを固定できます。
SPEAR、MOLLEなどのウエストストラップはなんかスルスル滑ってサイズが広がってしまいます。ビデオなどでも実際の兵隊さんがストラップを締め直しながら歩いているのでやはり緩むのが普通なのかもしれませんが、それでは面倒です。やはりハンズや登山、背嚢専門店などで扱われているトリグライドというパーツを使って滑り止めにしましょう。このパーツはNATIONAL MORLDING社など実際の軍用ベストに使用されるパーツと同じメーカーのものが買えます。大きさも色々あるので使用しているベストで気に入らない部分に使用しましょう。
マガジンポーチとマガジン
さて、次はマガジンポーチです。以前のコラムでも書きましたが実銃とエアガンのマガジンポーチはサイズが違います。つまり実銃サイズのポーチにトイガンのマガジン(特にマルイのM16)を入れた場合奥の方に入って抜けにくくなってしまいます。これは殆どのベストで発生する問題です。特にチェストリグや3本以上はいるマガジンポーチは危険です。その対策としてはマガジンそのものの底上げを行えばいいのですが素材が問題になってきます。簡単に底上げを行うには新聞紙などを丸めるのが良いのですが湿気でカビが生えたり中にゴミがたまったりします。ダンボールも同様です。そこで私が使っているのが硬質のウレタンです。ウレタンは加工が簡単で東急ハンズなどで入手できます。これをヒートナイフなどで底の面積に合わせて切り出し使用します。他の素材同様多少はゴミはたまりますが板ですので簡単に取り出せて掃除後にまた元に戻せますし何度でも使用できます。またウレタンには浮揚性のあるものもあり、それを使用すれば簡単なフローテーション機能が付きます。(実際に水の中で使わないでね)
実際のマガジンとのサイズの比較。この長さの差を埋めることで実際の使い心地に近づくはずです。
写真はポーチに入れたときのマガジンの長さの差です。本来飛び出ているはずの部分がだいぶ違うことに気がつきます。そのままベストに収納して使いにくいと思ったのならば原因はたぶんこれです。
↑こちらが発砲ウレタンです。これは水に浮くタイプで塗装もできるみたいです。M60のベルトリンクポーチなどに何層にも重ねて収納し一番上の部分だけベルトリンクを敷き詰めればさもパンパンに収納しているように見せられます。切り出しはスチロールカッターなどを使用してください。カッターはホームセンターで入手できます。
ウレタンを挿入し高さを底上げしたマガジンです。同じくらいになってますよね。実際かなり取り出しやすくなるので新聞紙でも良いので是非一度試してください。
リペア
ベストは長く使ったり収納、運搬が雑だと必ず壊れます。基本的に壊れるのはアイレット(水抜き)、ドットボタン、ファステックス、トリグライドなどの硬いパーツ類です。ナイロンが裂けた場合は補修に多少の技術がいりますがプラスチック系のリペアパーツは結構簡単に入手できます。これらはハンズや登山装備屋、アウトドアショップで購入できます。
但し写真の様なパーツはベストに縫いつけられており破損した際にはベストを分解しなければ修理できません。この様な致命的なパーツは意外にも壊れやすいです。写真のSOEベストのグライドの破損は経験したことがあります。メーカー修理か?と思われますが、最近売られているMOLLEのリペアパーツキットにはベストを分解することなく該当パーツを交換装備するものが入っています。パーツが縫いつけられて分解しなければ取り付けられないというのはかなり多いのでベストを多く持っている方などは一つは購入した方が良いと思います。市販パーツの一部をニッパーなどで切断して自作も可能ですが強度が心配なので正規の品物が良いと思います。
クリーニング
さて、最後に遊んで帰ってきた後のクリーニングについてです。中身を抜いてゴミを出し表面の泥などを落とすのですがこれが意外に落ちません。こういうときは掃除機で吸い取るのが便利です。しめった泥などは乾くまで待ちます。掃除機を泥などが付着した所にあて、吸引すると比較的綺麗になります。濡れた雑巾などで拭いてもぜんぜん落ちません。

さて、以上がベストの使い方とケアの仕方です。
少しは役に立つものがあったでしょうか?
また何か思いついたら書きますね。
汚れや損耗が嫌で今まで思い切りベストを使用できていなかった方や
マガジンが抜けなくてお悩みだった方が
少しでも減少すれば幸いです
でわわ