ラジオ入りラジオ型ケースをつくろう!
みなさんコンニチハ
今回のテーマは携帯ラジオとラジオ型ケースについてです。
ラジオ型ケースというのは最近よく販売されている
携帯無線機の形状をしたBB弾ケースの事で
タクティカルベストのラジオポーチに入れるものが無いので
ダミーとして製作されついでにBB弾ケースとしての機能を持たせて売られています。
今回はこのラジオ型BBケースに実際に使用できる
特定省電力の小型ハンディラジオを組み込んで
実際に使用できる様にして見ようと思います

ラジオケースの中にラジオを組み込むというのはなんだか無駄な気がしますが
軍用ラジオというのは意外に大きく実際のラジオポーチやベストのラジオポーチに
現在国内で市販されているハンディ無線を入れるとフタをしても脱落したり
中で暴れたりアンテナすら見えないくらい底の方に入り込んで
とてもかっこわるいです
肩のストラップなどにラジオを剥き出しで固定する方法もありますが
現在のサイズのラジオは年代的に合わない場合もありますし
コスプレという観点から考えればやはり年代と使用するラジオも似せていきたいのが人情です

また実際に入手できる軍用ラジオをそのまま使えば?という事もありますが
多くの場合は周波数が日本国内で使用できない場合や
免許が必要な場合がありますし
何よりそういった無線機の場合は会話できる人間が限られてしまいます
特定省電力の無線機は無免許で使用可能で
広く使用されています
という事でいくつかのラジオケースとラジオに携帯無線機を入れてみようと思います

使用するケースは現在発売されているもので
●モトローラ社製SABER型ダミーラジオケース
●RACEL社製PRC148/MBITR型ダミーラジオケース
●モトローラ社製MX300Rの実物


以上3点です
これらのケースまたはラジオにハンディ無線を入れるのは
行っている人も多数いると思いますがとりあえず当コンテンツでもやってみましょうw


個人用無線機
1980年代以降特殊部隊では個人間で交信する為の無線の使用が普及していきます。少数で活動する特殊部隊がより効率的にチーム個々の状況や情報を共有する為に有効な装備で特に状況が掴みにくい市街地や建造物内部での作戦行動には欠かせません。タクティカルギアメーカーは軍、公安で使われる多くの種類のラジオに合わせポーチを製作しています。そんな訳でラジオというアクセントは現在のコスプレ装備では必需品となっています。
ICOM 4008W
今回ラジオケースに入れるラジオは日本のICOM社製特定省電力IC-4008Wです。日本国内で無免許で使用できるラジオで同型で別周波数を使用するIC-4008Mは海兵隊などで使用されています。実際に使用されている無線機と同型なのだからこのまま使っても良いのですが前述したとおりベストのラジオポーチはより大型の軍用ハンディ無線を入れる為のポーチでこうした民間型の無線機用には対応していません。無理に入れてもアンテナも見えないくらい底が深いのでラジオを入れているかどうかもわからないですしストッパーも機能しないので落としてしまいます。今回はこれにいくつかのラジオ型ケースなどを着せますが基本コンセプトとして4008W本体を分解せずにこのまま収容することを目的とします。理由はこれ1個でいくつものケースを流用する為です。ケース毎にラジオを用意するのは大変ですしコストもばかにならないので使い回しです。使い回しは当サイトの得意技なのです。
またICOM4008Wに使用されているヘッドセット用のジャックはモトローラやケンウッドとは異なり汎用性も高く軍用のヘッドセットなどでも比較的入手しやすい形状になっています。
*以下のコンテンツではすべて4008Wを使用しています。ケンウッド製、モトローラ製などが収まるかどうかについての確認は行っていませんのでご了承ください。
SABER型ケース
作例1はSABERケースです。STAR製で実売価格は3500円前後でしょうか。そのラベルから「モトスター」の愛称で親しまれています。
SABERは比較的長期間軍で使用された無線機で今現在でも古さを感じさせません。年代にあまり拘らない方には価格的にも加工レベル的にもお手軽だと思います。

●所要時間 約1時間
●使用工具
ピンバイス(4.5〜5.0mm)、棒平ヤスリ(プラ用)、瞬間接着剤、ベルクロ(シール状オス/メス)、ニッパー
さて加工についてですが、実はこのラジオケースに4008Wは入りません。(爆死
すいません。申し訳ありません。いやいやマジで・・・
入らないとはいえ使えない訳ではありません。無理矢理! そう無理矢理入れるのです。
無理矢理・・・なんてステキな言葉でしょう。(;´Д`)ハァハァ・・・
さてラジオですがモトスター背面下部(写真左)赤枠の位置を切断し取り除くことではめ込みます。穴の開け方ですがピンバイスかハンダゴテで穴を空けていきニッパーで穴と穴を切断していきます。アニメとかで壁に張り付いた人間の輪郭に合わせてマシンガンの弾丸が撃ち込まれる感覚でお願いします。
4008Wが入る大きさまで調整してヤスリで切断面をならしてください。SABER背面上部にも小さな穴を空けます。こちらはヘッドセットの配線を通すのに使用します。配線の出口は好みで変更しても良いと思います。
4008Wが収納可能な面積が確保できたら内側と4008Wの背面にベルクロを貼ります。ベルクロはケースと4008Wの固定に使用しますが固定時にはPTTスイッチがSABERに触れないように設置してください。ここが触れてしまうと誤作動、誤送信の原因になります。その他のスイッチは4008Wのキーロック機能で保護できます。SABERの背面から4008Wが少し浮きますがこの程度ならポーチには余裕があるので問題ないと思います。
アンテナと底蓋は脱着式ですが強度を考えて瞬間接着剤で固定してください。特にアンテナが無くなるともはや存在価値はありません。
以上、あまり加工と呼べるものではありませんが大部分はポーチに隠れて見えませんしアンテナとスイッチ類は綺麗に見えています。SABER用ポーチならきっちりホールドしてくれるでしょう。90年代の装備で活躍させてください。
さて・・・
実はモトスター呼ばわりされているこのファンキーなラジオケース
あまり見かけないですが最大の元凶はこのラベルでしょう
中華を連想させる星とSTAR製だからMOTOSTARって・・・
結構気になるこのラベル実はシールで貼ってあるだけです
外装をそれなりに精巧に作ったんだからもう少しなんとかならないものかと・・・
まぁこんなダサイシール貼っているくらいなら経年劣化で
削れて無くなったことにして剥がしてしまおう
そんな感じで剥がしました

ベリベリベリ・・・
















Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
なんじゃぁ? こりゃぁあ!(腹部から出血


大変です
ラベル剥がしたらもっと凄いものがでてきました
なんとモトローラっぽいロゴです
凄い 凄いぞモトスター ってかありえねぇ
いや、もうモトスターと言ってはいけない気がする

これからは
モトルクゥラァ?(死
綴りとかかなり違ってますが表現が上手い
これぞアジアの気風です
しかも本体にプリントしてあるのでだんぜんこちらの方がいいでしょう
モトルクゥラァ?をお持ちの方はさっそく剥がしてください

これからはモトスターラベルを剥がしていないお友達を見かけたら
教えてあげましょう
ついでにこのサイトの宣伝もしてね
PRC148/MBITR型ケース
作例2はTOYSOLDIER製のPRC148/MBITRです。価格は2400円くらいです。
MBITRは最近導入された携帯無線機で特殊部隊兵士が装備しているのを多く目にします。最近のラジオポーチでもPRC148サイズになっているものが多いので現用装備をする方にはオススメです。さて、このケースですが実物がそれまでの軍用携帯無線機よりも大きい為既に4008Wが入ってしまいそうな大きさです。
ですがやはりそのままでは入らないので少しだけ加工します。写真右はPRC148ケースと4008Wです。分解するとこんな感じの構成になりますがアンテナは初期の製品だとネジ留めになっていてもげやすいです。現在は対策パーツで上蓋部分に直接固定できるタイプのアンテナと蓋パーツがついています。

●所要時間 約1時間
●使用工具
ピンバイス(4.5〜5.0mm)、棒平ヤスリ(プラ用)、瞬間接着剤、ベルクロ(シール状オス/メス)、ニッパー、ホットボンド、インチナット他
PRC148内部です。裏蓋を固定する為の穴がポール状に設置されていますがこの部分が微妙に4008Wに干渉します。なので写真左の赤く指定した部分をニッパーで切断、排除します。またケース内部と4008Wにベルクロを設置してください。こちらもPTTが本体に接触しないように固定します。収納されると写真右の様な状態になります。
PRC148上部側面にはSABERと同じ要領で配線用の穴を空けます。以上で加工は終了です。補強に上下蓋部分の接着をしておくと良いです。下記のアンテナやハンドマイクを固定しないのであればマイクコネクタの位置に配線ゲートを作るのもよいでしょう。基本的な加工はこれで終了です。4008Wを収納するだけならこの機種が最も簡単な加工になります。
アンテナは対策後のものでもあまりかっこよくはないのでPRCシリーズのショートアンテナとハンドマイクをアクセントにつないでみました。アンテナはナットで固定した後にホットボンドと瞬間接着剤で固定しています。ハンドマイクは瞬間接着剤で固定しておりいずれも機能しません。双方とも中古で3000円前後で入手できますので好みに合わせてパーツを入手してください。PRC148専用PTTなどもありますがまだ高いです。
MX300R改造ケース
作例3はMX300Rです。なんと今回は実物を破壊使用します。何故ってレプリカが出ていないからです。MX300Rは90年代初頭まで特殊部隊に使用された防水能力のあるMX300ラジオです。最近では比較的安価に入手できますし持っていても通話には色々問題がありますから合法的かつ安価に使用できる形にしたいと思います。基本コンセプトは破壊です。

*この破壊行為改造行為はMX300Rの機能を完全に奪います。完動品などはもったいないので実施の際には自己責任で行ってください。

●所要時間 約1.5時間
●使用工具
ピンバイス(4.5〜5.0mm)、棒平ヤスリ(プラ用)、ニッパー
分解作業
まずは分解です。バッテリーを外してから以下の手順で破壊分解してください。

●本体底のバッテリー設置部のビスを排除します。
●本体背面のビス4本を外します
●本体の前後のカバーを外します
バッテリー接続部のビスと後部パネルのビスは組立時に使用するので棄てないでください。

上記が終わると写真左の状態になります。次は本体基盤の排除になります。本体基盤は底部にあるスポンジパーツを抜くことである程度取り出せます。基盤と配線がいくつか各ボタン、スイッチに繋がっていますのでそれらはニッパー等で完全破壊切断してください。切断し基盤が分離されると写真右の様になります。
内部パーツ除去が終わるとこの様に4008Wがぴったりと入ります。アンテナは折り畳んだ状態で使用します。
分解/加工作業
次に前面パネルです。前面パネルにはスピーカーがありますがこれを取り除きます。やり方はもう分かってますね?パッキンなども取ってください。次に背面パネルとの固定様シャフトを写真右の部分だけ切断します。この部分を残すと4008Wに干渉します。
配線ポート加工
次にヘッドセット用の配線の逃げ口です。今回は写真左の赤枠の位置に穴を空けました。内部が狭いのでコネクタを変に曲げて逃がすよりも直上に逃がす方が良いと思いました。使用するコネクタによっては横に逃がすのも有効です。今回は実物を使用していると言うことで300R本体のハンドマイク用コネクタは残せそうなので残しました。これで300R用のハンドマイクも固定できますのでコスプレでも問題ありません。写真右はヘッドセット用配線を装着した状態で4008Wを収納しています。干渉する部分があれば順次内部パーツを破壊(もういいや)してください。ラジオの固定にはベルクロを使用してもokですが使用は最小限にしておかないとパネルが閉じなくなります。
側面のハンドマイク用コネクタはそのままハンドマイクの固定に使用できます。
組立
以上で加工は完了なので組み込んでいきます。写真左が再利用する構成パーツです。
1)バッテリー
2)本体+前後パネル+パネルビスx3
3)底面パネル+ビスx8

4008Wをヘッドセットのコネクタを装着した状態で300R本体に内蔵し前後パネルを固定します。パネルのビスは4本ありますが事前に一箇所のシャフトを切断しているので3本だけ占めます。写真右の青い部分は4008Wがありますので間違ってもネジを打ち込まないでください。
完成です。さすがに実物だけあって外装は比類無き物です。MX300R用のアクセサリーもダミーとして接続可能です。アンテナがたたまれているので感度が心配ですが試しに使用した感じでは問題なさそうです。
オマケ
オマケということで某実物写真で使用されていたスマイルマークのバトラーキャップを製作してみました。イラクでM14を構える兵士の写真に写ってるやつで、スコープにくっついてるキャップですね。
実際の写真をよく見ると刻印が四角いロゴなのでバトラー社製では無いと思いますが手元にこれしかないのでそのまま製作しました。

●所要時間 約1日
●使用工具
ラッカースプレー(イエロー)/マジック/棒平ヤスリもしくはリューターなどの切削工具/マスキングテープ
製作は簡単です。まずバトラークリークのロゴを削ってカバー表面をフラットにします。
フラットにしておかないと顔を描く時に凹凸が邪魔になって上手く描けません。その後塗装面以外をマスキング処理しスプレーで塗装します。今回はタミヤ模型のイエロー(光沢)を使っています。下地が黒いので塗装が乾いてから2〜3度上塗りしてください。
サーフェイサーなどの下地処理をしてもいいんですが塗装が剥がれてきた時下地がそのままの方が軍用っぽいです。
塗装が完了したらマジックでスマイルマークの顔を書きます。 実物の写真だと口元に舌が出ているみたいな表現?があります。偶然塗装が剥げたのかわざとそうしたのかわかりませんがとりあえず再現してみました。

顔が描けたら完成です。