またかよ・・・('A`)
そうです またしてもM4カービンをつくろう!です
もうかれこれ4回目?の「えむつく」ですが今回も一応新要素が盛り込まれています
なので呆れずにご覧下さい
今回はM4カービンのバッファーチューブ(ストックパイプなどと呼ばれている部分)に
バッテリーを入れてしまおうというファンキーな企画です

これまでのM4カービンはバッテリーを前方に配置するのが一般的でした。といっても前面ハンドガードにはバッテリーが簡単に収まるプラスチック製ハンドガードが使用されることはまず無く、RASを装備するのが一般的です。悲しい事に実物や実物サイズのRASにはバッテリーは入りません。RASの一部を切断したバッテリーインモデルもありますが、形状を大きく損ねるのでPEQ2ケースに代表されるレーザーデバイス型のバッテリーケース登場以降は姿を消しました。レーザーデバイス型のバッテリーケースを使うのが嫌ならバッテリーを後方に持ってくるのが一般的で、その場合はポーチなどをストックにつけてバッテリーを外部に装着するとかM16A2などに使われている固定ストックをつけてしまうなどの手段がとられます。
しかし私は外装バッテリーが嫌いです。かといって固定ストックで内蔵してもM4カービンじゃなくなってしまいます。最近ではこれらの問題を一部解決したストックインバッテリーなどもあり、そちらの利用者は増えています。今更説明するまでも無いかもしれませんが、クレーンやVLTOR社製の大型ストックをモデルにして横に大きく、広い形状のチークピースの内部に変則的な形状のバッテリーを入れるという商品です。クレーンやVLTORのストックが好きな人なら最高のアイテムなんですが、私はVLTORのストックが好きではないしクレーンだって陸軍のコスプレの時にはイヤンな感じです。私は貧乏性なので一梃で色々バリエーションを楽しみたいです。というかぶっちゃけ純正タイプのストックが好きなんです。一挺で何種類もという思想は過去のえむつくシリーズからの伝統ですし、なにより私は初期のM4に使用されているあのツルペタなストックが大好きなのです。しかし純正タイプのストックは横幅が無くバッテリーが入りません。勿論ストックにバッテリーポーチをつけるなんて死んでもご免です。
そこで昔から考えていたのがバッファーチューブを利用できないかという事です。あんなに電池が入りそうなでかい空間が後方にあるのにどこのメーカーもそこに電池を入れようとしません。勿論既存のサイズの電池やマルイ純正の構造ではチューブ内への収納は不可能ですが・・・
その昔CAWから可変ストックの最大長と同じ長さのバッファーチューブが発売されていてそこにウナギバッテリーを入れるというのはありました。考えは素敵ですが、その場合ストックを縮めることができません。そういうのって実物でもあるんですけどね。法律でストックが縮められないけどM4ストックの形にしたいみたいなのがw まぁそれも悲しいので苦しみながらもレーザーデバイス型ケースをRASにくっつけて使用を続けていました。

しかしそんな中、面白い製品が発売されたのです。STAR社製の電動エアーソフトガンのM4A1カービンです。M4カービンなんて今更って感じですが、実は色々と新機能がついているのです。中でも注目すべき点は今までのフレームと異なりストックの接合構造が実銃と同じ設計という点でした。メーカーでは実銃のストックも装着可能と謳っています。つまりアルミフレームの内側に実銃同様にバッファーチューブ径のネジが切ってあり、従来品の様なアルミのストック固定バーが存在しない設計なのです。これって凄い画期的です。前々からこうした構造にならないものかと思っていました。今までにこれと同様のアルミフレーム加工は実物ストックを固定する為に個人が工場に委託する形で実践しているのを見たことがありますが、製品レベルでは初めての実現となりました。この固定方式の場合、ストック固定用にアルミフレーム後方に伸びたチューブが存在せず、バッファーチューブ内部にはかなりの容積の空間が発生します。
そこで私が真っ先に考えたのが、このSTAR製M4のバッファーチューブスペースにバッテリーを入れられないかという事です。バッファーチューブにバッテリーを入れるというのは色々調べてみると何人かの人が色々な手段で実践している事が分かりました。そこで使用されている電池がなんと単四タイプの充電式電池だったのです。なるほど単四型であればバッファーチューブの内径に最大4本束ねても収まります。直列でも3個が余裕で並びますから最大12本も収納できます。充電式の単4セルは他のバッテリーのセル同様に1個1.2Vですから7本あれば8.4Vで8本で9.6Vとなりスペースも十分です。M4カービン、特にRASを装備した特殊部隊向けのM4カービンに於いてバッテリーを本体内蔵にする事は長年のM4フリーク?の夢だったと思います。別に世界で最初に実施する訳ではないですが、せっかく挑戦するのでレポートにします。常に時代の数歩後ろを行くSPECIAL WARFAREらしい企画じゃありませんか!('A`) という事でさっそくいってみましょう!
【その1 素材編】
こちらが今回の生け贄素材であるSTAR社製M4カービンです。アジア製でぶっちゃけマルイのコピーですが細部で異なる点や新機能もあります。国内では権利関係から外装キットのみの販売みたいですが、オークションや専門店では輸入品が購入可能です。
外部の特徴としてはフルメタルレシーバー、一体型アウターバレル、実銃と同じ構造のバレルナットを採用しています。基本部分に関してはいじる場所がありません。
STAR独自の機能としてはダミーボルトをストップさせ、ボルトリリースで前進させる機能とリアルストックチューブ(バッファーチューブ)方式になっている点です。
バッテリーは前方配線方式でハンドガード内部に専用のバッテリーを収納するかRASなどを装備する場合はレーザーモジュール式のバッテリーケースを使用します。またヒューズは設置されていません。

Product Name: Star M4A1 Carbine with Marking
Weight: 4100g
Description: Aluminium Receiver with CNC Marking and Separate Pin Parts
Receiver able to fit Real Steel Buffer Tube
Aluminium Outer Barrel & Flash Hider
Functional Bolt Lock & Bolt Release
STAR Original Gearbox with Spring Release for Quick Spring Changing
Specification: Built Material: Nylon / Aluminium / Steel
Gear Box - Version 2
Motor - High Torque Flat Motor
Magazine - 140 Rounds
Length - 989mm
Length: 680-868mm
Battery - 8.4V mini Type ( Not Include )
チャージングハンドルを引くとダミーボルトが後退します。この構造自体は現行のアルミフレームにも備わっていますが、なんとSTAR製のM4ではボルトはそのまま後方に留まり、HOPチャンバーのダイヤルを調整可能です。VFCがHK416で採用したアイディアです。ダミーボルトはフレーム反対側にあるボルトリリースボタンを実銃と同様に操作してボルトを前進させます。実質的な性能には関係ありませんがこれはかなり画期的でカッコイイ機能です。
インナーバレルはフラッシュハイダーのホールから見えないギリギリの所まで伸びています。ハイダースクリューは14mm正ネジですので、多くの社外品ハイダーが使えますが、社外品の一部はバレルを圧迫してチャンバーパッキンを破壊する恐れがありますので、装着には注意してください。具体的な事故としてはハイダーを締め終わる前にインナーバレル先端にハイダー内部の底がぶつかり、そのまま締め続けるとインナーバレルを圧迫しラバーパッキンを押し潰す事になります。マルイの純正インナーバレルよりも若干長くバレルを伸ばしている為に起きる現象なので、社外ハイダーを絞める際は注意してください。バレル自体の精度も?なのでマルイタイプの363mm精密バレルなどに交換したほうがいいかもしれません。
テイクダウンピンは実銃同様に横方向から脱落防止のピンが打ち込まれています。なんで今までこの機能をどこも再現しなかったんでしょうか?難しい機能ではないと思うんですけどね。かつてのJACのガスガンなどではこの機能はありましたのでようやく復活って感じです。最近のユーザーだとこの機能を知らない人も多いかもしれません。テイクダウンピンは本来縦に巨大な溝が掘られているので、形状は実物と違いますが・・・
ロアレシーバー後方は最も特徴的な部分です。
レシーバー後方はストックを固定する為のリブ付きチューブが突起しているのがマルイスタイルですが、STAR製ではそれは存在せずネジが切られているだけです。
これは実銃で使われているバッファーチューブを固定する為のネジで、ここにストックパイプとなるバッファーチューブをねじ込んで固定します。

またメカボックス後方にあるボルトはスプリングを交換する為のもので、簡単にパワーの調整ができます。法規制が強化された現在では無用な機能ですが、メカボックスの組み立て時にスプリングを入れずにメカボックスを閉じれるのでメンテナンス性を考えてもなかなか優れた機能です。
実銃と同じ構造で作られたバッファーチューブです。(写真はSTAR製)
この筒の中にバッテリーを入れるというのが今回のM4の最大の目的です。こちらはSTAR純正のストックパーツです。
実はこのバッファーチューブは奥へ行くほど内径が狭くなっていくのでバッテリーが入れられません。(死
その為、バッファーチューブは別途購入しなければなりません。
大型のボール盤などがあれば内径の拡張も可能ですが、所詮偽物パーツですのでそこまで頑張るくらいなら実物パーツを使いたい所です。
因みにレプリカの場合はガーダー製のバッファーチューブ付きリアルストックキットなどが使用可能です。
*バッファーチューブの分解には専用の工具が必要です。写真の様な工具を別途購入してください。この工具はバッテリーの収納、取り出しの際にも使用しますのでゲームフィールドにも常時持っていかなければなりません。なので2個くらいあるといいですね。
実物のロック方式だと手で締めてもそれなりにロックしますけど最初の分解には力がいりますので絶対必要ですw


【その2 バッファーチューブ編】
という事でバッファーチューブは別途購入したものを使用します。
現在では実物でもネジ切りありのレプリカでも入手は簡単な状況だと思います。
が・・・・バッファーチューブのメーカー選択は意外に重要です。
バッファーチューブの径には大きく分けて2種類あり、外径1.146インチのミリタリーサイズの他にこれよりも少し大きいシビリアンサイズの径が存在します。
シビリアンサイズは主にRRA(ロックリバーアームズ)などが製造しているもので、このストックはコルト純正やLMTクレーンストック、VLTORストックなどのMILスペックサイズに合わせた樹脂製のストックが使えません。

シビリアンチューブはMILスペック形状のチューブと異なり、パイプ部分とパイプ底部のポジション固定用の溝が流線型になっており、その分チューブ断面積が大きく、他社のストックがはまらない構造になっています。(下図参照)
この事から、より多くのストックを装着できる一般的なサイズのバッファーチューブを入手する事が重要です。MILスペックチューブとして販売されているものもしくは、LMT製、VLOTR製などがオススメです。
バッファーチューブの形状の違いのイメージ(断面図)。
コルト純正やLMT(クレーン)などは緑のエリアの断面を持つのに対して、RRA(ロックリバーアームズ)、STAR純正、ガーダー(RRAタイプストック)などは水色の部分までが断面面積です。その為緑の断面のバッファーチューブ向けに設計されたストックはRRAタイプのバッファーチューブには入れることができないです。
また外径がはまっても外側のストック自体の長さも異なり、それに合わせてバッファーの長さもメーカー毎に違いますので選択は慎重に行ってください。一番安全なのは初期のコルト製かもしれません。
実物及びレプリカのチューブは実物のバッファーチューブと同じ長さになっています。(写真上の長いパイプが実物の長さ。但しメーカー毎に違いあり。)
STAR製と比較すると分かりますがSTAR製の方が15mm前後短いのが分かります。実銃のチューブの長さではチューブが先にメカボックスにぶつかる為、途中までしかネジ込めません。
実物の長さのままでは少し長い場合があるので、ストックの種類によっては、一番短くした状態ても後方にバッファーがはみ出てしまいます。チューブを一度固定してみて少し長いと感じた場合はパイプカッターなどで切断するといいです。
バッファーチューブは硬質アルミ素材なので切断にはカナノコやパイプカッターを使用すれば簡単に切断できます。切断後は内側のバリなどをヤスリやリーマーで落としてください。僅かなバリでも装着の弊害になります。切断する場合ネジ山を傷めないように作業しましょう。なおLMTとVLTORのチューブは切断の必要がありませんでした。


【その3 分解編】
まずはM4カービンの分解と加工を行います。前方配線になっているのでこのままではバッファーチューブにバッテリーを入れることはできません。その為後方へ配線を移動する為の作業を行います。まずは外装パーツを外します。
モーターは何故かハンダ付けです。ここまで豪勢に作っておきながら金属コネクターをケチったのでしょうか?いずれにせよこのままでは分解の度にハンダ付けしないといけなくなるので、マルイと同じタイプの金属コネクターに交換します。*海外製のハンダは結構頑丈なのでハンダで外す場合は60W以上のハンダゴテがいいと思います。
とりあえずはハンダとニッパーを使用してコードをモーターから外します。ハンダ吸取線やニッパー、ヤスリなどでモーター側のハンダを取り除いてください。
赤いケーブルの方は少しケーブルの長さが不足するので延長する必要があります。予めケーブルを購入してもいいですが、メカボックス内部の黒いケーブルがだいぶ余るのでそれを利用しても構いません。ハンダ付けで延長してください。色違いになりますが接続は赤が+黒が−です。
通常のマルイレシーバーの分解手順の他にあるのがこのボルトストップパーツです。これがついているとメカボックスが外れないのでピンポンチでピンを押し出して外します。
分解前にコネクターを切断します。切断したコネクタを後方配線のコネクタとして再使用したい場合はコネクタ側に少しケーブルを多く残して切断し、ハンダを付けるスペースを確保しておきます。
レシーバーの分解です。分解前にはグリップ、ストック、メカボックス後方のスプリングロック用のボルト、トリガーピン、テイクダウンピン、ボルトリリースレバーを予め外しておかなければなりません。通常とは逆手順でまずアッパーレシーバーを外しその後ロアレシーバーを外します。メタルチャンバーはメカボックスに組み込まれる形になっているのでメカボックスを分解しない限り外せません。

今後の分解を考えるとチャンバーとバレルは国産品に交換しておいたほうが良いです。
アッパーレシーバーのバレルナット内部には写真のリングワッシャーがスペーサーとして組み込まれています。これを付けたままですと実銃サイズのプラスチックハンドガードは装着できてもRASなどは装着できません。その為、一旦フロントアッセンブリーを分解しバレルナット内部からこのスペーサーを除去します。除去後のバレルナットの調整は薄いワッシャーやOリングなどを使って行ってください。大抵の場合は調整なしで元に戻せると思います。
*バレルナットの分解には以下の様な専用の工具アーマーレンチが必要です。



【その4 配線編】
配線移行作業です。
メカボックスを取り外したらネジを全部取り除いてメカボックスを開けます。マルイとは少し構造が違っていますが、ギア配置などは同じです。勿論殆どのパーツに互換性があります。内部カスタムはお好みで行ってください。
メタルチャンバーはこの時点で初めて分解できます。メカボックスに直接かませている為メンテナンス性は悪いです。一般的なメタルチャンバーも使用可能ですがその場合別途購入する必要があります。またメタルチャンバーのメーカーによってはローディングノズルが入らないものもあるので、その場合は純正サイズのローディングノズルに交換する必要もあります。
*こうした作業が苦手な場合はマルイのA2メカボックスなどをそのまま購入するという手もあります。費用が余計にかかり、ボルトストップ機能は失われますがお手軽に後方配線をしたメカボックスが手に入ります。但しメカボックス後部を一部切断またか削らないとレシーバーに収まりません。

◆GEAR BOX & BARREL TECHNICAL NOTE◆
○ピストンは特殊な形状をしています。マルイ純正及びカスタムパーツを使用する場合はピストンの後方右側にあるギアを少し削る必要があります。
○スイッチは市販品のマイクロスイッチボックスとオリジナルの組合せでトリガー関係のパーツは特殊形状です
○トリガーはメカボックス右側で固定されています。
○ギア(セクター、ベベル、スパー)、タペットプレート、ピストンヘッド、シリンダー、シリンダーヘッドはすべてマルイと同規格です。
○ノズル径はやや大きくマルイ対応のメタルチャンバーを使用するとチャンバー内部にささって停止してしまいます。他社のチャンバーを使用する場合、マルイ純正規格に交換したほうがいいです。
○スプリングはメカボックスのスプリングスペースが若干長い為、スプリングに表記されている規定のパワーよりもパワーをロスしてしまいます。
○モーターはマルイと同規格です。(EG1000相当)
○バレルはマルイと互換性があります。付属のバレルは純正より30mmほど長いです。
○チャンバーパッキン、HOPパッキン、HOPダイヤルはマルイ(メタルチャンバー)と互換性があります。
○チャンバーは気密があまいので国産メタルチャンバーなどに交換し、パッキン類も国産もしくは純正に交換するのがベターです。
○タペットプレートのスプリングはマルイ純正よりも短くテンションが強いです。パワーが著しく低下する(初速30〜60m/s)場合はこのスプリングがタペットのタイミングに合っていない事もあるので、マルイ純正タイプに交換する事をおすすめします。
○純正ピストンはピストンヘッドが樹脂製で弱い為、破損する可能性が高いです。ピストンごと国産に交換するのがよいです。その際できれば金属製のピストンヘッドへの交換がいいと思います。ピストンは前述していますが後方を削る必要があります。


配線の移行はまず黒いケーブルの除去から行います。
STARではM16A3でもこのメカボックスを使っている為後方に配線を送り込む為の溝と穴がありますのでそこに写真のAとCのケーブルを逃がす様に配置します。
黒はコネクタからモーターまでですから後方に反転させるだけでOKですが、メカボックスの一番下にAの配線を通さなければならないのでまずはAの配線を最初に反転させて配置します。マイクロスイッチボックスにハンダでついているのでもぎ取らないように方向転換させ写真の様に溝に沿わせてください。
BのケーブルはそのままでOKですがAの配線を下側に潜り込ませますので一度軽く浮かせてください。Aの配線完了後黒のC配線を設置します。ケーブルの配置はモーターの長さを計算して配置してください。
グリップに向かう配線CとBに金属コネクターを付けます。メスの金具を2個使います。このパーツは東急ハンズなどの電気関係の売り場で購入可能です。Bの赤いケーブルは30mmほど延長する必要があります。ケーブルを持っていない場合はCのケーブルが余るので35mm程度切断してハンダ付けしてください。ハンダ部分には収縮チューブΦ7を使用して絶縁&カバーしてください。
金具部分にもハンダ付けと絶縁用の収縮チューブをつけます。このコネクターはマルイ純正のミニコネクターを使いたくない場合、バッテリーの接続用としても使用可能です。
後方配線にコネクターをつけ、必要な部分に絶縁用の収縮チューブをつけたらメカボックスを閉じます。
マルイのメカボックスとは異なり、スプリングはメカボックスを閉じた後に組み込みが可能です。
Aの配線も不足するのでCの配線からケーブルをもらって付け足すか新規のケーブルをハンダ付けしてください。
メカボックスからコネクターまでの長さはなるべく短い方がいいです。コネクタ込みで50mm以内、できれば40mm以内に調整してください。
これでメカボックスの配線は完成です。コネクターの規格はバッテリーと共にお好みで選択してください。
逆の手順で本体を組み上げます。
さて、ここまでで本体への加工は完了となります。
本体の加工は基本的な工具と多少の分解経験があれば問題なくできると思います。しかしこのままでは完成とはならないのが今回の「えむつく」です。今回は実は本体よりもバッテリーを製作するという工程が重要になります。残念ながら単4型電池のバッテリーは組上がった物がメーカーから出ていません。その為自作するしか無いのですが、ニッケル水素電池は熱を加えるとセルが損耗したり破裂したりする危険があります。その為色々と注意しながら実施する必要があります。


【その5-1 単4セルバッテリー編】

使用する電池はINTELLECT 750というNi-MH(ニッケル水素型)の単四サイズバッテリーセルです。充電式で容量は750mアンペア。マルイ純正の電動銃用ミニバッテリー(600mアンペア)よりは若干容量があります。単四型のニッケル水素はトルク面で弱いという話を聞いていますが、INTELLECT750は大放電タイプと呼ばれており、ラジコンなどをする人には有名な電池らしいです。今回は冬季の使用なども考慮して敢えて8.4Vではなく、9.6Vでのバッテリー製作を行おうと思います。
このセルを8本結合して9.6Vバッテリーを製作します。(1本1.2Vです)

【ZAP処理セルについて】
ZAP処理バッテリーについては数本製作してみましたが高電圧処理というだけあって9.6V編成のバッテリーで10.2〜10.6ボルトを記録しています。個体差は激しいと思いますがノーマルパワーの電動銃で使用するにはこれはやや高電圧すぎると思いました。
個人的な感想ですがZAP処理したセルならば8.4Vで組んだ方がよいと思います。
こちらが今回バッテリー製作に使用するな材料です。
ハンダは電気系で使用される銀入りのタイプを使用します。セル表面はステンレス素材らしいのでステンレス用のフラックスも準備します。フラックスはハンダの着定剤の様なものでハンダのつきにくい面に安定してハンダを固定する事ができます。強酸性ですので取り扱いには注意してください。

セル同士の折り返しの結合はハンダ吸収線とライナーを使用します。ハンダ吸収線は本来ハンダを取り除く為の吸い取り紙の様なものですがハンダを吸い込めばコードとしても使えるそうです。距離が長い部分に関してはプロメテウスから発売されている銀入りライナーなどを使うと抵抗が少なくていいと思います。

この他にINTELLECT 750を8本(8.4Vなら7本)。コネクター、配線類、ハンダゴテが必要です。

【注意事項】
ニッケル水素電池は熱に弱く場合によっては破裂事故などを起こします。特にインテレクト750は破裂や液漏れなどを起こしやすいので、本来ハンダでの固定はタブーですが、他に手段がないのでやってしまいます。(死
また高熱を長時間かけるとセルが傷んで容量が減ったり最悪使用不能になります。ですのでハンダゴテでの接着作業は40W〜90Wクラスのもので時間をかけずに作業しなければなりません。理想的な時間は1組の接続に対して2〜4秒ほどです。それ以上時間がかかるようなら一旦セルからハンダゴテを離してセルを冷やすとよいです。濡れたタオルなどを用意してセルの熱を吸い取りながら作業するといいです。といってもセルが高温になった場合はやう゛ぁいですからそのセルの使用は諦めた方がいいです。
バッテリーの配線図です。プラスとマイナスさえあっていればどんな配線をしてもいいと思いますのでご自由にどうぞ。
8.4Vで製作する場合はセルを1つ外してください。断面図の用にセルを三角形にしてバッファーチューブに収納します。内径的にはセルは最大で4つまで束ねることが可能ですがその場合スペースがタイトになりますので配線などをセルの隙間に通すなどきちっとした設計が必要になります。またシュリンクなどは使えなくなると思います。
ハンダ付け作業はまず最初にセルの+と−に予備ハンダを付けます。この作業も2〜4秒で処理します。事前にステンレス用フラックスを塗っておきます。台をつくってそこにセルを差し込み作業をしていくと効率がいいです。予備ハンダは多めに付けておくとよいです。
結合作業は写真の様に同径のパイプなどをテープで固定した台座の上で行います。私の場合は使用していないインナーバレルを2本つなげています。このパイプの溝にセルを並べて接合すればまっすぐに接合できます。左右のセルの予備ハンダをした部分に同時にハンダゴテをあて、溶けた瞬間に2つをぶつけて固定します。9.6Vの場合は3セル直列のセルを2セットと2セル直列のセルを1セット作ります。
セルの折り返し部分にはハンダ吸収線か通常のケーブルを使って固定しますがどちらにも予備ハンダを忘れずにつけておいてください。最後にコネクターをくっつければ完成です。最後にハンダやケーブルが隣のセル(+同士や−同士)などに接触してないか確認してから必要な絶縁作業を行い充電してください。
これで配線と結合は終了です。この状態ではまだセル同士が動いてしまうのでシュリンクやビニールテープを使用して補強、固定します。シュリンクを使う場合はシャンテ部分に接触するとショートしますので絶縁はしっかりしてください。
今回はコネクタ形状は純正タイプにしました。他の電動銃でも流用できる場合があるのでこうしましたが、M4専用にするのであればより抵抗の少ないタイプなどに変えても良いと思います。ゲームで使用するには容量を考えてこれを数セット製作します。ノーマルマガジンユーザーであれば2〜3セットあれば十分遊べると思います。
初期の充電では容量が全部入らない場合があります。ニッケル水素バッテリーの充電はニッケル水素に対応した充電器で行う必要があります。できれば充電容量が表示されるタイプでどれくらい入るかを監視しておくと良いです。大まかですが1ミリアンペアで2〜2.5発発射できると計算すれば間違いないと思います。因みに充電する場合は0.6〜0.7A以下で充電してください。放電はニッケル水素専用のもので行ってください。
バッテリーの装着
バッファーチューブにバッテリーを入れます。予め加工したバッファーチューブにバッテリーを入れてコネクターを接続します。(写真左)

写真では写っていませんがロックプレートとロックナットを組み込んだ上でバッテリーをつないでください。バッファーチューブは3〜4回転させた段階でロックしストックが完全に伸縮する位置にするのが理想です。
それ以上の回数でバッファーチューブを絞めると、配線を傷つけて、最悪断線やショートを起こし、バッテリーが破壊されます。

【その5-2 6Vスティックバッテリー編】
もう少しお手軽なバッテリーをとお考えの方にはこちら。一般的なスティックタイプ(ウナギ)バッテリーを改造したバッテリーです。セル数を本来の7本(8.4V)から5本(6V)に変更します。回転数は落ちますが、高電圧処理をしたザップドバッテリーであれば回転数は8.4Vに近い速度で維持できます。
ニッカド、ニッケル水素どちらでも製作できますが、最近発売されている容量1400〜1600mAhのニッケル水素ザップドバッテリーがオススメです。製造法は簡単で、後方のセルを2個切断し配線をハンダしなおすだけです。コネクターは写真にあるようにセルの先端部分に乗せるように固定します。先端のコードも一度切断して延長します。
容量も多く作動速度、安定性も高いのでオススメです。またザップド処理されていないバッテリーでもメカボックスのパーツをハイスピードギアにしたカスタムにすれば電圧低下による発射速度低下を相殺できます。
大きさの比較です。シュリンクとビニールテープで絶縁と配線の固定をしてください。


【その6 完成編】
バッテリーを収納した状態です。この状態でマガジンを装填すればすでに射撃が可能という実に制約のないドリーミーな造りです。
青く囲んだ部分は自由にパーツ組み替えが可能です。
またフロントアッセンブリーはマルイや他のメーカーのアウターバレルが使用可能なのでインナーバレルの長さを変更すればCQB-RやSPRを製作する事も可能です。
1 フラッシュハイダー 14mmポジティブ(正ネジ)
2 フロントサイト リアルサイズ設計の各種社外品に交換可能。
3 ハンドガード リアルサイズ。RAS、プラスチックハンドガード、SIRなど各種装着可能。M203はG&Pのリアルサイズ用が装着可能。
4-5 フラットトップ スコープ、リアサイト、キャリングハンドルが装着可能
6 マガジン マルイ規格のマガジンが使用可能。
7 グリップ マルイ規格のグリップが使用可能。
8 ストック バッファーチューブのメーカーによりストックの適合が異なる。RRA系はクレーン、コルト系は装備できないので、バッファーチューブはコルトやLMT、VLTORなどを使用するのがよい。バッファーチューブ用ロックプレートをスイベルにするCQBリングは実物規格のものが使用可能。
お好みのパーツをそれぞれ組み込んで完成です。
後方にバッテリーが来ることでRAS周辺からバッテリーケースが消えてスッキリしました。勿論コスプレによってはPEQケースをつけなければいけませんがバッテリーはバッファーチューブ内部に入っているので重心はかなり後方に移動しているはずです。といっても9VクラスのフラッシュライトやM203などつければバッテリー分の重心など消し飛んでしまいますが・・・それでもこの状態で射撃可能なM4カービンはとても魅力的な銃になったと思います。
さて、これで完成という事になります。既に実行している方も多いと思いますがここで流行らせればどこかの素敵なアジアの工場がこのバッテリーを作ってくれるかもしれません。そうすればこんな面倒な作業をしなくてもバッテリーやパーツが入手できますから「うはっwおk!」な感じになると思います。
実際後方チューブにリチウムポリマーのバッテリーを入れる製品が出だしているみたいです。
既存のM4カービンもアルミフレームに実物ストックを固定する方法があればこの加工は可能になりバッテリーさせ製作すれば機能すると思います。ガーダーがリアルストックアダプターなどを発売していますが、バッファーの1/3程度の体積をアダプターが占有しバッテリー収納に使用できるスペースはかなり限定されてしまいます。ただ不可能ではないと思うのでそちらも興味があればトライしてみてください。
あと将来自由にセルを組めて充電できるリチウムイオン電池とかが発明されれば更に未来はM4の明るくなると思います。リチウムイオンのセルは1本でなんと3.6〜3.7Vのパワーを持っています。僅か2本で7.2V以上ですから、もっとストックインにしやすくなると思います。現状ではリチウムイオンのバッテリーは専用のICチップ管理方式の充電器が必要で、個別に充電器を設計しなければなりませんが、STARの仕様でM4を作ってマルイあたりで電池もセットで開発してくれないですかね?

【その7 番外編】
以前のM4カービンをつくろう!で使用したコンパーチブルM4とSTAR製M4の合わせ技です。ガーダー製のアウターバレルを使用してフロントサイトより前のバレルの長さをそれぞれ14.5インチ(スタンダード)、11.5インチ(M933)、10.3インチ(CQB-R)にコンパチ可能になっています。また14.5インチと11.5インチのフロントピースを組み合わせる事で16インチバレルも製作可能です。
またSTARのレシーバーはメカボックスの配線を後方にする事で前方への配線が一切なくなり、ピボットピンを1本抜くだけでアッパーレシーバーとロアレシーバーを分離できます。この為、バレルサイズを一番短いCQB-Rに合わせておけばアッパーレシーバーを複数持ち、装備や好みに合わせてその都度交換するという事も可能です。
SPRレシーバーやSIRを組み込んだアッパーレシーバーを製作しておけば メタルチャンバーとインナーバレルをそれらの銃身サイズに合わせて用意してインナーバレルも変更できます。といってもアッパーレシーバーだけの販売はしていないのでメカボックスなどが余っている人ならば全部組み上げた方がいいかもしれません。メカボが1個だと壊れた時悲しいですし・・・でもフィールドで実銃の様にレシーバーを載せ替えたらかっこいいと思いました。
【オマケ】
AN/PEQ2レプリカ
さて、バッテリーが後方に来てしまいPEQケースがお払い箱になったとはいえ、PEQ2やレーザーデバイス型のケースはM4をドレスアップする上で必要不可欠なのは確かです。バッテリーケースなどを空の状態で装着してもいいのですが、せっかくバッテリーを入れる必要がなくなったのでここは実際にレーザーサイトとして使える製品を載せるのもいいと思います。
写真のPEQ2はG&P製で可視レーザーとLEDライトの組合せで作動するモデルです。勿論リアルサイズですしリモートコードなども装備されていますので実際に使用できます。この他OTALやPEQ5、ITI M6などのレーザーデバイスレプリカも発売されているのでその辺を装着してもいいと思います。
但し多くのフィールドではレーザーサイトは使用禁止になっていると思うので、使用の際は電池を抜くなどの処置が必要です。 *場合によっては電池を抜いていてもNGな場合もありますのでその場合は諦めてVFCのリアルサイズPEQケースなどをつければいいと思います。
【Trouble Note】
以下にこのコーナーで製作したM4カービンに関するトラブルシューティングを記載しておきます。製作して1年、製作総数は5梃で使用を繰り返していますので色々なトラブルが出ました。とりあえず参考までに記載しておきます。

ピストンヘッドの破損
ピストンヘッドが9.6Vの回転に耐えきれず破損しました。STAR製品はすべて同じ設計で、STAR製ミニミなどでもピストン破損を経験しています。このパーツは耐久性がないと思うので交換をオススメします。

ショート、断線
STAR製の配線は外皮がすぐに破れるのでショートが起きやすいです。入念にチェックして組み込むか配線を良質なものと交換してください。またバッファーを組み込む際にコネクタ周辺がねじれて配線が傷つく場合があります。これはショートなどに繋がる為、常にチェックしておきましょう。

パワーが著しく低下
全パーツを国産品、カスタム品に交換して組み上げても初速が30〜60m/sに低下する現象が発生する場合があります。全ての解決方法になるわけではありませんが、対策としてタペットプレートスプリングをマルイ純正品に交換してみてください。STAR製のタペットスプリングはテンションが強く、サイズも異なるので、ローディングノズルのタイミングがずれてエアーロスしている場合があります。

トリガー、スイッチ関連
スイッチを兼ねているマイクロスイッチ部分が壊れてトリガー操作ができなくなる場合があります。この場合マイクロスイッチを交換するしかありませんが、パーツは1個50円程度の市販品なのでいくつか購入しておくのもよいです。またこのスイッチが不具合を起こすと一度トリガーを引くとスイッチが固着しトリガーを戻しても通電が解除されずに発射動作が行われるという場合もあります。トリガーを引いた時「カッチ」っとキレの良い音がしなくなったら故障のサインです。
さて、今回はこれでお終いです
例によって改造は自己責任で行ってください
今回は爆発したりする危険性もありますので
十分にリスクを認識した上で作業をしてください
臆病な私は作業中ゴーグルをつけていました
怪我しても大事故に繋がっても責任は一切負えません(当たり前ですけどw
このコンテンツに関する質問等があればメールでどうぞ