| 弾頭の種類 |
備考 |
リード弾
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鉛(リード)でできている一般的な弾頭。但し鉛は溶けやすい為、ピストル、ライフルにかかわらずオートマチック銃には適さないが、衝突時に変形しやすく破壊力が高い。リボルバー弾丸などに使用される。 |
フルメタルジャケット
(FMJ)弾
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主にオートマチックの軍用ライフル弾で使用されるジャケッテッドブレッドでブレッドコア全体をメタルが被い、フルオート射撃時にリード(鉛)が銃身内で溶け出すことを防ぐ他、目標衝突時の弾頭変形を防ぎ貫通力を高めている。スピッツァー弾頭、フラットノーズ弾頭などで多用される。ハーグ陸戦条約第23条により「兵士に不必要な苦痛を与える兵器・投射物・その他の物質を使用」を禁止している事から軍用の銃弾として主に用いられる弾頭形態。30口径前後のライフル弾であれば自動車などのドアを貫通し目標を殺傷する事ができる。 |
パーシャル
(セミ)ジャケット弾(SMJ) |
セミジャケットブレッドとも呼ばれる。弾頭の先端部にリードを残し、銃身接触面にメタルジャケットを施すことでオートマチック銃で射撃可能なリード弾としたもの。メタルジャケットとリード弾の長所を組み合わせた弾頭ともいえる。これによりリード弾の適さないオートマチックピストルであってもリボルバーピストル並みの破壊力のある弾頭が使用可能になった。現在ではこのタイプの弾頭がピストル弾弾頭の主流となっている。スピッアー弾頭、ラウンドノーズ弾頭などほぼ全種類の弾頭で使用される。殺傷力が高い反面弾頭が柔らかい事から多くの繊維系防弾ベストで貫通を阻止できる。 |
ホローポイント弾

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弾頭の先端に孔があり目標に衝突後、弾頭中心に設けられた孔を中心に弾頭がマッシュルーム状に反り返り、裂傷面積を拡大し強力な殺傷力を持つ。大型動物の狩猟用に開発されたのが始まりで、現在では軍用のピストルやローエンフォーサー向けに使用される。通常弾と比較すると約2倍の殺傷力があるとされている事から、目標の殺傷が目的ではない警察関係では使用を禁じている場合もある。弾頭への容易な加工でホローポイント化が可能である事からアメリカでは同弾頭を使用して犯罪を犯した場合、通常よりも重い刑罰が適用される。
欠点としては空気抵抗が大きくなり飛翔速度が通常弾頭よりもやや遅くなる点が挙げられる。
■オールリードホローポイント(HP)
オールリード製のオールリードホローポイントで主にリボルバーで使用する。リボルバーピストルを携行する軍、ローエンフォーサーが減少している為、近年では利用数は減っている。
■セミジャケッテッドホローポイント(SJHP)
オートマチック、リボルバーの双方で使用可能。
■ジャケッテッドホローポイント(JHP)
セミジャケッテッドホローポイントよりも被甲面積の多い弾頭。貫通力をやや高めに調整している。 |
| ソフトポイント弾 |
弾頭先端をリードにすることで衝突時に2倍の破壊力を生む。メタルコーティングに対して柔らかい鉛が露出することからソフトという言葉を用いる。スピッツアー型、ラウンドノーズ型など様々な弾頭で使用される。この他弾頭をスピッツァー型にし飛翔距離、命中精度を上げたポインテッドソフトポイントも存在する。 |
| ワッドカッター弾(WC) |
ピストル用弾頭で精密射撃に使用される。弾頭が円筒型でケース内に納められており銃身に弾頭の全側面積を密着させることができる点から精密射撃用として使用される。 |
| セミワッドカッター弾(SWC) |
ピストル用弾頭でワッドカッターにフラットノース弾頭を組み合わせたスタイルを持つ。これによりワッドカッターよりも貫通力が高められている。 |
| アーマーピアシング |
超硬質素材のタングステンやカーバマイト、劣化ウラニウムで弾頭本体のリードをコーティングした徹甲弾。主にスピッツアー弾頭、ボートテイル弾頭で使用される軍用弾。 |
| トレーサーアモ |
曳光用弾丸でリードブレッドとジャケットの隙間に燃焼剤をコーティングした弾薬。夜間射撃時の照準などに使用される。マシンガンでは5-10発に1発、オートマチックライフルで5-10発に一発の割合で装填されることが多い。引火性もあり燃料などに命中した場合発火する。 |
| シルバーチップ弾 |
ウインチェスター社の開発したホローポイントの一種で、アルミニウムまたはニッケル/亜鉛合金でシルバージャケットを施されていることからシルバーチップスと言われている。衝突時の形状変化のタイミングをコントロールするために素材を効果的に組み合わせた結果生まれた強力な弾薬でローエンフォーサーが使用する。 |
| ブラックタロン |
ウインチェスター製の弾頭で黒いカッパー(銅)を被甲したもので、弾頭先端にV字型の刻みがある。命中時にV字の刻みが裂けて広がり殺傷効果を倍加させる。また裂けた弾頭は鋭い爪のようになり体内に返し針のような効果を与える。その残酷な効果から販売停止に追い込まれた。タロンとは猛禽類の爪の意味でこの弾薬の凶悪さを物語っている。 |
| ヒドラショック |
フェデラル社製のセミジャケッテッドホローポイント弾でセンターに鉛のポストを持つTHV弾に似た形状の弾薬。 |
| ゴールデンセイバー |
レミントン社製のジャケッテッドホローポイントでカッパーではなくブラスのコーティングをしていることから金色の外観を持つ弾薬。先端部には螺旋状のスリットが加えられ衝突時に花びら状に展開され殺傷力を高める。 |
| ハイヴェル |
小型ハンドガンに適応したトリトン製の弾薬でターゲットが厚着していた場合にも効果を発揮する。 |
| KTW弾 |
通称コップキラーと呼ばれるアーマーピアシング(装甲貫通)弾。1960年代に警察向けに開発・販売され、優れた貫通力を示し対ボディーアーマー用として使用された。ブレッドコアには鉛ではなくタングステンを使用し弾頭先端はテフロンコーティングが施されている。テフロンコーティングされた弾頭は繊維製の防弾ベスト衝突時にベスト部分との摩擦ではぎ取られるが、弾頭部分は貫通力を維持したまま体内へ突入する。この弾薬開発以降アーマーピアシング弾とそれを防ぐ防弾ベストメーカーの開発競争が激化し現在に至る。KTW弾は警官殺しの悪名を轟かせ市場からは殆ど姿を消したが、軍用の9mmパラベラム弾向けにのみ生産を行っている。 |
| THV弾 |
フランスのSFM社が開発した高速弾薬でピストル弾でありながら発射速度は800m/sにも達する。タイプIIまでのボディアーマーはまったくの無力となり、危険極まりないため販売は軍、警察関係に限られる。38スペシャル、9mm、357マグナム、45ACPなどのバリエーションで販売されており、フラットノーズの先端に突起のある形状をしている。アーマー貫通後は凸型弾頭が人体へ食い込んだ瞬間に負圧がかかり、体内で運動エネルギーを放出するため貫通力だけでなく強力な殺傷力を持った弾頭。ピストル弾であるが破壊力はカービンライフル程度と高い。 |
| エクスプローダー弾 |
弾頭内に空洞があり炸裂火薬が詰め込まれている。弾頭前面には衝突時の衝撃で作動する発火薬があり、目標に侵入後体内で爆発する。 |
| スパルタン弾 |
弾頭内部に飛散機能のあるピストル弾。銅製の弾頭内部に空間が作られそこに無数の球体ポリマーが包まれている。体内に侵入すると銅製の外皮が砕けポリマーを飛散させ内蔵に致命的な損害を与える。 |
| グレイザー弾 |
スパルタン弾と同じ性質を持つが白銅製の被甲を持つ。また内部の散弾も大型でより破壊力が大きい。38口径のリボルバーなどに使用される。 |
| ラバー弾 |
弾頭部分を硬質ラバー(ゴム)状の素材にした非致死性の弾薬。近年欧米の警察や対テロ部隊でも使用が増えており殺傷することなく対象を無力化する事が可能になっている。欠点は実弾に比べ圧倒的に有効射程が短い事と対象が火器を持っていた場合、急所に命中しなかった際などに反撃され逆に使用者が負傷する可能性がある点。また人体を貫通せずに一撃で対象の行動を奪うことから比較的威力は高めで、至近で頭部などに命中した場合は死亡する可能性もある。 |