CZ:Ceska Zbrojovka
CZ75
1st/2nd
共産圏であるチェコがこの傑作ピストルを生んだ背景には、当時の兵器の供給先が粗悪な兵器を生産するソビエト連邦であったことが最大の要因と言える。ソビエトが供与するピストル「トカレフ」は貧弱で扱いにくく、満足な性能が得られなかったのだ。チェコは元来兵器開発に関しては非常に優秀で、多くの銃職人を抱えていた。CZ75は当時のチェコ製ピストルCZ52に代わるものとして開発が進んだ。当時の時代背景では珍しく外貨獲得の為、輸出を考慮し西側の9mmパラペラムを採用した。装弾数は15発を実現している。重量も軽く、円筒型デザインのグリップは握りやすいため、すぐに西ヨーロッパでの人気は増した。チェコ政府は外貨獲得のために国内での軍、警察関係でのCZ75の配備を見送り、徹底して輸出に専念した。当初販売された初期型モデルはスチールの削り出しによるスライドを有していたが、これは量産性が低かったため、受注が増え始めたころには鋳造方式に切り替わっていた。これに伴い後期型は、鋳造方式により低下したスライドの強度確保の為に、スライドのデザインを変更する事を余儀なくされた。それでもCZは威力、精度共に優れており東ヨーロッパ最高峰の軍用ピストルとして今なお評価されている。最新版のCZ85ではセーフティ機構が両側に装備され毎分1000発/分のフルオートマチック射撃が可能。CZ75からさらに操作性が向上しているが西側の技術水準が大幅に上昇しているため、CZ75のような成功はマーケットでは収めていない。
CZ75
2nd
2nd MODEL
 CZ75は登場するなり西側からの受注が殺到したがスチール削り出し行程に時間を要するため生産スピードが追いつかなくなってしまった。そこで鋳造機器と技術をとりいれてより安価で大量生産が可能な生産ラインの改良を行った。チェコ政府は外貨獲得のために国内での軍、警察関係でのCZ75の配備を見送り、徹底して輸出に専念した。作業工程の変更によりスライドとフレームの強度を維持することができなくなったためスライド、フレームのフロント部分のデザインを変更した。これにより後期生産型のCZ75は僅かに重量が増加している。こうして完成した後期生産型のCZ75は詐欺紛い的な製品の多い東側の武器としては異例の高品質で良好な性能の割には非常に安価なピストルとなっている。
新旧モデルのスライド構造の比較。
[GUN'S DATA]
■MODEL CZ75 1st
■MANUFACTURER Ceska Zbrojovka(CZ) NATIONAL FACTORY
/CZECHOSLOVAKIA
■OVER ALL LENGTH 203mm
■BARREL LENGTH 120mm
■RIFLING 6GROOVES RH
■WEIGHT 980g
■CARTRIDGE 9x19mm
■FIRING SYSTEM DOUBLE ACTION
■FIRING MODE SEMI AUTO
■MUZZLE VELOCITY 396m/s
■CYCLIC RATE ---rds/min
■MAGAZINE CAPACITY 15 ROUND BOX

[GUN'S DATA]
■MODEL CZ75 2nd
■MANUFACTURER Ceska Zbrojovka(CZ) NATIONAL FACTORY
/CZECHOSLOVAKIA
■OVER ALL LENGTH 203mm
■BARREL LENGTH 120mm
■RIFLING 6GROOVES RH
■WEIGHT 990g
■CARTRIDGE 9x19mm
■FIRING SYSTEM DOUBLE ACTION
■FIRING MODE SEMI AUTO
■MUZZLE VELOCITY 396m/s
■CYCLIC RATE ---rds/min
■MAGAZINE CAPACITY 15 ROUND BOX

VZ52
CZ52はワルシャワ条約機構に加盟したチェコスロバキアがロシア製トカレフの7.62x25mmTT弾丸に対応するために製造されたシングルアクションのオートマチックピストルである。1952年に製造が開始されたCZ52はローラロッキングを利用したショートリコイル方式であった。現在はチェコ軍の制式を除外され一部が民間に出回っている。

CZ82/83
CZ82は1982年にCzeska Zbrojevka Uhersky Brod(CZ-UB)で生産されたソ連軍のマカロフに準じるクラスのピストルで9x17mm弾を使用するダブルアクションオートマチックピストルである。民間向けには西側市場を意識した32ACPモデル、380ACPモデルのM83も生産されている。

CZ85
CZ85は西側諸国で成功を収めた傑作ピストルCZ75の後継モデルで世界の警察、軍の要求するスタンダードなスペックを満たしたモデルとして生産された。後期生産型のCz75をベースにフレーム両面にマニュアルセーフティを設置しトリガーガードを従来の円形スタイルからコンバットスタイルと言われるスクエアタイプに変更した点である。またマガジンはシングルカラアムとダブルカラアムが用意されている。

CZ97
CZ97はCzeska Zbrojevka Uhersky Brod(CZ-UB)で製造された対米輸出向けのオートマチックピストルでCZ-UBの技術をつぎ込んだ45ACPピストルである。CZの各シリーズとは違い大きなフレームと1kgを超えるウエイトを持ち発射機構はブローニングの方式を取り入れている。

CZ100
CZ100はCzeska Zbrojevka Uhersky Brod(CZ-UB)によって新たに制作されたダブルアクションオートマチックピストルである。西側のグロックやH&K社のピストルを意識しフレームにはポリマー樹脂を採用しており9mmルガー、40SW弾が選択可能になっている。CZ75と同様に信頼性が高く最新の西側拳銃と同様の水準を維持している。

CZ110

CZ110はCZ100の改良モデルである。主にトリガー周りの設計を改修しておりCZ100同様にポリマーフレームを持つ。弾丸は9mm、40SWに加えIMI社製の9x21mm弾仕様モデルをラインナップに加えている。

CZ-G2000
G2000はチェコ軍からの要求で開発されたコンパクトダブルアクションオートマチックピストルでポリマーフレームを持ち9mmもしくは40SW弾を使用する。オートマチックファイヤリングピンセーフティを持つ。
[GUN'S DATA]
■MODEL CZ82
■MANUFACTURER CZ/CZECHOSLOVAKIA
■OVER ALL LENGTH 209mm
■BARREL LENGTH 120mm
■RIFLING 4GROOVES RH
■WEIGHT 900g
■CARTRIDGE 7.62mmx25CZ
■FIRING SYSTEM SINGLE ACTION
Roller Delayed Blowback
■FIRING MODE SEMI AUTO
■MUZZLE VELOCITY 488m/s
■CYCLIC RATE ---rds/min
■MAGAZINE CAPACITY 8 ROUND BOX
[GUN'S DATA]
■MODEL CZ85FA
■MANUFACTURER CZ/CZECHOSLOVAKIA
■OVER ALL LENGTH 206mm
■BARREL LENGTH 120mm
■RIFLING 6GROOVES RH
■WEIGHT 1000g
■CARTRIDGE 9x19mm
■FIRING SYSTEM DOUBLE ACTION
■FIRING MODE SEMI/FULL AUTO
■MUZZLE VELOCITY 396m/s
■CYCLIC RATE ---rds/min
■MAGAZINE CAPACITY 15 ROUND BOX

[GUN'S DATA]
■MODEL CZ85
■MANUFACTURER CZ/CZECHOSLOVAKIA
■OVER ALL LENGTH 206mm
■BARREL LENGTH 120mm
■RIFLING 6GROOVES RH
■WEIGHT 1000g
■CARTRIDGE 9x19mm
■FIRING SYSTEM DOUBLE ACTION
■FIRING MODE SEMI AUTO
■MUZZLE VELOCITY 396m/s
■CYCLIC RATE ---rds/min
■MAGAZINE CAPACITY 15 ROUND BOX

[GUN'S DATA]
■MODEL CZ100
■MANUFACTURER CZ/CZECHOSLOVAKIA
■OVER ALL LENGTH 177mm
■BARREL LENGTH 96mm
■RIFLING 6GROOVES RH
■WEIGHT 680g
■CARTRIDGE 9x19mm
40S&W
■FIRING SYSTEM DOUBLE ACTION ONLY
■FIRING MODE SEMI AUTO
■MUZZLE VELOCITY 396m/s
■CYCLIC RATE ---rds/min
■MAGAZINE CAPACITY 7 ROUND BOX