RUSSIAN PISTOLS
MAKAROV PM
PSM
MAKAROV PM
マカロフはトカレフの後継モデルとして1952年にソ連軍が制式採用したダブルアクションセルフローディングピストルである。設計者はニコライ・フェドロビッチ・マカロフ。軍用セルフローディングピストルとしては珍しい中型サイズのピストルで、ワルサーPPに酷似したデザインコンセプトを持つ。弾薬は9x18mmで西側で一般的な9x19mmよりも若干小さい弾薬を使用する。この弾薬はスチェッキンピストルに使用されていたもので、マカロフは9x19mm弾よりも威力を抑えた弾薬を使用する事で、構造的に単純なブローバック方式の採用を実現した。徹底した簡素化はトカレフTT33同様に行われたが、この副産物としてトリガー機構が単純になりすぎ、トリガープルは非常に重くレスポンスの悪いものになってしまった。しかしソ連軍ではこのマカロフをPM(ピストレット・マカロヴァ)として全兵科に支給しトカレフ同様に他のワルシャワ条約機構もこぞってマカロフを製造、採用、輸出した。トカレフでは装備されていなかったセーフティをスライド側面に設けている。マカロフは中型拳銃であり携行性に優れていた事から東側の警察や治安機関、秘密警察などにも大量に採用された。
マカロフは他の火器同様に東側の同盟各国で生産され、中国では59式として東ドイツではPiM、ポーランドではP-64としてそれぞれ採用され、輸出も積極的に行われた。トカレフ同様に堅牢で頑強なピストルであったが、装弾数が8発と小さい事、弾丸の威力不足などが問題視され1980年代にはダブルカラアムマガジンを装備し装弾数を12発とし、強装弾薬を使用し初速を10m/s増加させたPMMが開発されたが大量生産には至らなかった。東欧ではマカロフの登場により余剰のトカレフが大量にブラックマーケットに流出した。

PSM
PSM(ピストレッド・サモザラエドニ・マロガバリティニエ:小型自動装填式ピストル)は1970年代にソ連で開発され、1980年代に生産が開始された中型ピストルでる。ソ連軍では将校、保安隊員向けに限りなく薄く小型で携行性に優れたピストルを必要とした。特に特殊工作員や将校の自衛用としては携行性が重要で不要な突起は極限まで削り落とされた。その為、最大幅は僅か18mmで服やアタッシュケースに容易に隠し持つ事ができる。PSMは一般部隊に支給されるピストルでは無い為、弾薬も特殊なものが用いられた。PSMの使用弾薬は5.45x18mmという小口径、ボトルネック弾で、弾芯にスチールコアを使用し、西側軍隊で80年代以降急速に普及したフラグメンテーションボディアーマー、警察が使用するピストル弾対応のアラミド系ボディアーマーを貫通する事ができた。作動方式はトラディショナルダブルアクションでスライド側面にセーフティが配置されオーソドックスな構造を持つ。

[GUN'S DATA]
■MODEL Makarov PM
■MANUFACTURER U.S.S.R.
STATE FACTORY
■OVER ALL LENGTH 160mm
■BARREL LENGTH 91mm
■RIFLING 6 GROOVES RH
■WEIGHT 663g
■CARTRIDGE 9x18mm
■FIRING SYSTEM DOUBLE ACTION
■FIRING MODE SEMI AUTO
■MUZZLE VELOCITY 315m/s
■CYCLIC RATE ---rds/min
■MAGAZINE CAPACITY 8 ROUND BOX

[GUN'S DATA]
■MODEL PSM
■MANUFACTURER U.S.S.R.
STATE FACTORY
■OVER ALL LENGTH 155mm
■BARREL LENGTH 85mm
■RIFLING 6 GROOVES RH
■WEIGHT 460g
■CARTRIDGE 5.45x18mm MPT
■FIRING SYSTEM DOUBLE ACTION
■FIRING MODE SEMI AUTO
■MUZZLE VELOCITY 315m/s
■CYCLIC RATE ---rds/min
■MAGAZINE CAPACITY 8 ROUND BOX