FN HERSTAL
Mk16 Mod0
SCAR-L 5.56mm (STD)
S.O.F. Combat Assault Rifle Light |
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FN HERSTAL社のSCAR(Special-Operations-Forces Combat Assault Rifle)はアメリカ軍の次世代ウエポンシステムとして開発され、2005年1月に正式発表された。
SCARの開発はUS SOCOMの要請で開発が開始され、アメリカ軍の次世代アサルトライフルとして幅広い汎用性と発展性を持った設計が行われている。アメリカ軍特殊部隊ではその幅広い任務の中で様々な小火器を使用するがスタンダードなカービンサイズの他に狙撃銃、近接戦闘用のCQBアサルトライフルなどを目的に応じて使用する。これはM4カービンに於いてもアッパーレシーバーを交換する事で狙撃仕様のSPR、近接戦闘用のCQB-Rとして既に特殊部隊に使用されている。SCARではこれらに換わる次世代ウエポンシステムとして開発が行われており、銃身の交換による用途変更の他に、銃身のみを交換する事で使用弾薬を変更できるというシステムも持ち合わせている。これらは将来の弾薬変更にも対応した設計になっている。
SCARは主に3つの銃身からなるバリエーションと2つの口径モデルをラインナップしており、合計6種類のモデルが存在する。現在は口径5.56x45mm弾を使用するSCAR-Lと7.62x51mmNATO弾を使用する重火力仕様のSCAR-Hが存在する。SCAR-Hは将来的にはカラシニコフライフルで使用されている7.62x39mm(M43)弾にも対応する予定となっている。
銃身バリエーションは双方ともに共通で、狙撃仕様の長銃身SVモデルと標準的なモデルであるS(STD)、屋内や都市部での近接戦仕様のCQCモデルが存在する。
さらにM203グレネードランチャーに換わる専用グレネードランチャーとしてSCAR用の40mmEGLM(発展型榴弾発射モジュール)を開発しており、弾薬には高精度のエアバーストグレネードなどを使用可能にしている。
設計を行ったのはFN社デザインチーム及びチーフエンジニアのブノア・グリドレーで開発は2002年から開始された。SCARはNSWCクレーンラボと試験を行った各特殊部隊によって多くのアイディアを取り入れ、段階的に改良が行われた。
SCARのファイヤリングシステムはショートストロークのガス圧直接利用方式である。これはM16などにも使用されているガスピストンを介さずに直接ボルトを後退させるものである。M16ではガス圧をチャンバー内部にあるボルトキャリアーまで流し込んだ為にカーボンが付着した。これにより確実なメンテナンスを行わなければ作動不良の原因となる。SCARではボルトキャリアーの前方でガス圧を受け止めてバルトを後退させる為にチャンバー内にガスの流入をしない構造になっている。これはアメリカ軍が第二次世界大戦で使用したM1カービンと同じ作動方式である。
SCARは将来の一般部隊への支給を考慮し、特殊部隊と一般部隊用の二つの要求スペックを持っている。これは同一の機種に於いても使用する人間の技能や作戦への要求度によって銃の要求も異なるという考え方から発生したものである。同一の機種に対して2種類の基準を持つ事で、一般部隊の兵士が特殊部隊へ転向した場合にも特別な訓練を行うことなく、専用の火器を使用する事が可能になっている。
SCARの2種類のモデルのうち一つは特殊部隊向けとしてより高い性能を持つSCAR SCAR O(Objectives)、そして一般部隊向けの要求を満たすT(Thresholds)が存在する。
バリエーションモデルとしてM4カービンで使用されたSPRに該当するMk17狙撃ライフル、警察用のARM(強襲ライフル)などを発売予定にしている。 |
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13.82インチのスタンダードバレルを装備したSCAR-L STD。銃全体及びマガジンはF.D.E.(フラットダークアース)に塗装されている。
SCAR T/Oの主な性能比較
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T(Thresholds)
一般部隊用 |
SCAR O(Objectives)
特殊部隊用 |
| 乾燥重量 |
3250g以下 |
3000g以下 |
| バレル及びモジュールの交換時間 |
20分以内 |
5分以内 |
| 耐塩性能 |
耐錆性能 |
完全な防錆性能 |
| 連射速度/分 |
25発/分 |
50発/分 |
| バレルライフサイクル |
15000発 |
35000発 |
| 銃身以外の連続発射耐久性 |
15000発 |
90000発 |
| コックオフ(21/52度)の発生条件 |
21℃で210発の連射 |
52℃で210発の連射 |
| 塩水耐久性能 |
2時間 |
8時間 |
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M4カービン、HK416との性能比較
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SCAR-L Gen3 |
SCAR-L Gen2 |
HK416 |
M4カービン |
| バレル |
フリーフローティング |
フリーフローティング |
フリーフローティング |
ノンフローティング |
| ガスオペレーション |
ウイリアムズ方式ガス圧直接利用 |
ウイリアムズ方式ガス圧直接利用 |
ガスピストン方式 |
ガス圧直接利用 |
| ガス圧調整 |
可能 |
可能 |
不可 |
不可 |
| ロアレシーバー素材 |
プラスチック |
アルミニウム |
アルミニウム |
アルミニウム |
| フロントサイト |
折り畳み式 |
脱着式 |
脱着式 |
固定 |
| ストック |
6ポジション |
6ポジション |
4ポジション |
4-6ポジション |
| サイドスイング(ストック) |
可 |
可 |
不可 |
不可 |
| ボルトフォアードアシスト |
無し(チャージングハンドル兼用) |
無し(チャージングハンドル兼用) |
有り |
有り |
| セレクター操作 |
90度操作 |
90度操作 |
180度操作 |
180度操作 |
| セレクター配置 |
アンビ |
アンビ |
左側面 |
左側面 |
| マガジンキャッチ |
アンビ |
アンビ |
右側面 |
右側面 |
| マガジン |
スチール |
スチール |
スチール |
アルミニウム |
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Gen2からGen3への変更点
●フラッシュサプレッサーの形状をナイツタイプからオリジナルデザインに変更
●フロントサイトを固定方式から折り畳み式に変更
●塗装を従来の黒色からF.D.E.(フラットダークアース)に変更
●ロアレシーバー素材をアルミニウムからプラスチック製に変更
●ロアレシーバーのマガジンウェルをフレア(開口)型に変更
●ストックの形状、操作法を変更
●グリップをFNCタイプからM16タイプに変更
●マガジンをF.D.E.塗装に変更。
●セレクター形状を変更
●マガジンキャッチに誤作動防止のリブを追加
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| フラッシュサプレッサーはサウンドサプレッサーを装着可能なデザインでガスブロックには小口径アサルトライフルとしては珍しく、可変式のガスレギュレーターが装備されている。これは口径の変更などに対応する他、寒冷地や機関部の汚染などによる作動不良を回復させる為にも使用できる。フロントサイトは固定方式の脱着式からフリップアップ方式の固定式に変更され、光学サイト使用時には折り畳んで収納しておく。スリングスイベルは左右に配置されており、後方のピカティニィレールに干渉しない位置に装備されている。ハンドガード部分はアッパーレシーバーと一体型でバレルはフリーフローティングになり、命中精度を向上させている。ハンドガードの上下左右にはアメリカ軍で使用されているのと同一規格のレールインターフェースシステム(MIL-STD1913)が装備されている。 |
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ロアレシーバーはプラスチック製アッパーレシーバーはハンドガードと一体型でフリーフローティングを実現している。リアサイトは脱着式のフリップアップ方式を採用し、通常は各種光学装備を装着する。レシーバー側面にはチャージングハンドルのレールが見える。チャージングハンドルは射手に合わせ左右任意の方向に設置可能。
ロアレシーバーは当初FN社の小口径アサルトライフルとしてFNCに採用されていたアルミ製レシーバーを使用していた。これはM16のレシーバーと類似のデザイン、機能を持ったものであった。最新モデルではロアレシーバーを樹脂製に変更し、マガジンウェルをフレア(開口)型に変更した。さらにマガジンキャッチとセレクターは左右に配置され左利き射手及び、室内戦闘などの際に使用する持ち手を左に変更した場合の操作性を向上させている。またM16で操作上の問題となっていたセレクターは180度の操作範囲から90度まで角度を変更され、親指だけでの操作性を向上させた。
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| ストックはサイドスイング、チークアジャスタブル、リトラクタブル機能を持った多機能ストックとなっている。全長はストック後部に配置された調整ボタンで6段階に調整可能になっている。ストック基部の左右と後方にはそれぞれスリングを固定する為のスイベルとホールが設けられている。 |
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| チークピースはレシーバー上部にスコープを搭載した際にも射手にフィットさせる為高さを3段階に可変可能。スコープの高さや使用するマウントリングの高さに合わせて最適な射撃姿勢を提供する。 |
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| ストックは伸縮機能以外にサイドスイング機能を有している。通常サイドスイングと伸縮機能の双方を併せ持つストックは珍しい。主に空挺部隊が降下する際に他の装備の邪魔にならないようにする他、車両や装甲車に搭乗した際にスペースを確保する為に使用される。ストック基部のヒンジは傾斜を与えてあり、折り畳んだ際にイジェクションポートやチャージングハンドルに干渉しない設計になっている。この為、ストックをサイドスイングさせた状態で最低限の射撃を行う事ができる。 |
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| SCARのフォアグリップとして使用されているのはGRIP POD SYSTEMS社製のグリップポッド。バーチカルフォアグリップ内部にバイポッドを収納したもので、狙撃時に安定した射撃を可能にしている。 |
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| グリップポッドを展開した状態。 |
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| [GUN'S DATA] |
| ■MODEL |
SCAR-L STD |
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| ■MANUFACTURER |
FN HERSTAL/BELGIUM |
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| ■OVER ALL LENGTH |
626/815/852mm |
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| ■BARREL LENGTH |
351mm |
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| ■RIFLING |
6 GROOVES RH |
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| ■WEIGHT |
3160g |
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| ■CARTRIDGE |
5.56x45mmNATO(SS109) |
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| ■FIRING SYSTEM |
GAS DIRECT OPERATION |
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| ■FIRING MODE |
SEMI/FULL |
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| ■MUZZLE VELOCITY |
920m/s |
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| ■CYCLIC RATE |
550-600rds/min |
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| ■MAGAZINE CAPACITY |
30 ROUND BOX |
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| [GUN'S DATA] |
| ■MODEL |
SCAR-L SV |
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| ■MANUFACTURER |
FN HERSTAL/BELGIUM |
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| ■OVER ALL LENGTH |
737/815/965mm |
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| ■BARREL LENGTH |
457mm |
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| ■RIFLING |
6 GROOVES RH |
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| ■WEIGHT |
3430g |
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| ■CARTRIDGE |
5.56x45mmNATO(SS109) |
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| ■FIRING SYSTEM |
GAS DIRECT OPERATION |
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| ■FIRING MODE |
SEMI/FULL |
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| ■MUZZLE VELOCITY |
940m/s |
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| ■CYCLIC RATE |
550-600rds/min |
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| ■MAGAZINE CAPACITY |
30 ROUND BOX |
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