H&K
HK416 Enhanced Carbine
D165RS
ドイツH&K社の開発したHK416は近代戦闘に必要な能力と性能を維持した高水準のエンハンスドカービンとして2004年に誕生した。HK416はアメリカ軍特殊作戦部隊の使用するM4カービンの後継機種、あるいわその中継機種として同社のXM8、ベルギーFN社制SCARと共にトライアルを繰り返した。当初単純な円筒型樹脂ハンドガードとフロントサイト部分に小型のモジュラーウェポンシステムを持つ構造であったがその後KAC社などに見られる大型のMWSに変更された。またHK/M4としてコマーシャルを行っていたがコルト社のM4に製品名が酷似するためにその後HK416に変更されている。HK416は1994年に正式採用され長年使用されてきたM4カービンの欠点を補う事を目的に設計されている。M4カービンはMWS(モジュラーウェポンシステム)やそれに付随する光学装備などによって従来の歩兵用装備を凌駕する性能を発揮するが、基本構造は1960年代に採用されたアメリカ軍のM16ライフルを踏襲している。この為いくつかの決定的な欠点を持っていた。HK416ではこれらの欠点を克服すべく設計が行われた。アメリカ軍への納入を意識している為かM4カービンに酷似したデザインを持つが、内部機構ではガス圧利用方式を廃止しガスピストン方式を採用。これによりメンテナンス性が向上し砂塵などに対する耐性も高くなった。またコールドスティール製法で制作されたバレルは従来よりもライフサイクルが長くM4カービンで欠点とされたバレルの脆弱さを克服している。
またHK416に付随するマガジンは従来からアメリカ軍で使用されているアルミ製では無く、スティール製のHigh-Reliability Magazine(高信頼性弾倉)を採用している。アルミ製の弾倉は市街戦では固い地面や壁に接触した衝撃などで破損、変形する事が多くこれらの問題を解消するために重量は増加するがより堅牢なスチールマガジンを開発した。同弾倉はHK社が改修を担当したイギリス軍のL85A2に使用されているものでアメリカ軍ではHK416に先駆けて特殊部隊を中心に大量配備を開始している。
HK416のモジュールシステムはMIL-STD1913に準拠しており、アメリカ軍のM4カービンに使用されるオプション装備をそのまま使用可能になっている。
モデル145RSにはM203を装着可能であるが、HK社ではAG36をベースに専用設計を行った40mmグレネードランチャーAG416もラインナップしている。
HK416シリーズとAG416は少数ながら既にアメリカ軍に納入されており現在の特殊部隊の主要な作戦地域であるイラクなどで使用されている。バリエーションとしては5.56x45mm弾を使用するHK416にそれぞれ10/14.5/16.5/20インチバレルモデルが存在し、7.62x51mm弾を使用するバリエーションモデルとしてHK417シリーズが存在する。
HK416/D165RS
HK416シリーズのマッチモデル。16.5インチというローエンフォーサー向けの長銃身を持ち。この他にM16A2と同じ銃身長の20インチモデルも存在する。
[GUN'S DATA]
■MODEL HK416/D165RS
■MANUFACTURER H&K/GERMANY
■OVER ALL LENGTH 838/937mm
■BARREL LENGTH 419mm 16.5inch
■RIFLING 6 GROOVES RH
■WEIGHT 3500g
■CARTRIDGE 5.56x45mm(SS109)
■FIRING SYSTEM GAS PISTON
■FIRING MODE SEMI/FULL
■MUZZLE VELOCITY 850m/s
■CYCLIC RATE 700-900rds/min
■MAGAZINE CAPACITY 30 ROUND BOX
[GUN'S DATA]
■MODEL HK416/D200RS
■MANUFACTURER H&K/GERMANY
■OVER ALL LENGTH 927/1026mm
■BARREL LENGTH 508mm 20inch
■RIFLING 6 GROOVES RH
■WEIGHT 3500g
■CARTRIDGE 5.56x45mm(SS109)
■FIRING SYSTEM GAS PISTON
■FIRING MODE SEMI/FULL
■MUZZLE VELOCITY 850m/s
■CYCLIC RATE 700-900rds/min
■MAGAZINE CAPACITY 30 ROUND BOX