ITT NIGHT VISION
AN/PVS-14
ITT INDUSTRIES
ITTインダストリーは重工業、工業製品を広範囲で開発、製造する総合企業でポンプ、モーターから航空、軍需、エレクトロニクス、電気通信など多岐に渡って活動を行っている。個人用歩兵装備としてはITTナイトビジョンセクションが開発したPVS-7、PVS-14モノキュラー、AVS-6、AVS-9等が米軍に採用され大量に使用されている。
AN/PVS-14
アメリカ軍が採用しているナイトビジョンAN/PVS-14は対物、接眼レンズを1つにしたモノキュラー(単眼)スタイルを採用している第三世代暗視装置である。PVS14はそれまで歩兵用に使用されていたPVS-7シリーズの後継機種として使用されているがゴーグルとして使用する以外にもM4カービンなどの各種ライフルに専用マウントを利用して固定できるデザインでライフルスサイトとして利用可能になっている。PVS7が複眼の接眼レンズを利用していたのに対してPVS-14は単眼の接眼レンズを持つがこれは遠近感の得られない単眼の増幅管への対応と、視界に大きな光が入った際や故障などの際に闇に目を慣らさなければならないリスクと時間を半分にするメリットがある。またPVS-14ではゲインコントロール(Variable Gain Control)機能を追加。光分子の増幅率を変更できる様になっている。フロントリアレンズともフォーカスアジャストを装備、AAバッテリー2本または専用バッテリーで駆動する。PVS-7同様IR(赤外線)スポッターを装備。完全な暗闇でも機能を失うことがないデザインになっている。
for HEAD MOUNT/PVS-14
PVS-14は頭部もしくは小火器に装着可能で、写真はヘルメットに専用マウントを用いて装着した状態。フリップアップ方式のヘルメットマウントはPVS-7用のマウントと同じ物が使用されるがPVS-14本体とマウントの間にアダプターを装着する必要がある。片目で使用するPVS-14は頭部にマウントする際には通常利き目(利き腕)の反対側に装着して使用する。これは火器の照準を使用する際や射撃姿勢をとった際にストックや銃に装備されている照準器に緩衝しない為である。なおPVS-14のマウントアダプターはロックレバーを解除することでレンズの固定位置を左右に変更できる。ヘルメットマウント以外ではPVS-7用にデザインされたヘッドマウントも使用可能になっている。
for M4 CARBINE/PVS-14
M4カービンに装着されたPVS-14。PVS-14はレンズ内部にレティクルや射撃用のポイント、クロスヘアを持たない為主に前方にスコープなどを装着して使用される。また赤外線対応のレーザーサイトを使用すればスコープを装備していなくても正確な射撃が可能。IRレーザーサイトは頭部にPVS-14を装着した状態でも有効に機能する。
ACCESSORIES
BLADE TECH
PVS-14 CARRY CASE
PVS-14を安全に携行する為の保護ケース。樹脂製でPVS-14を収納可能。内部にはAAバッテリー用のスペアバッテリーホルダーが設置されている。ナイフなどを製作するブレードテック社製で同社で使用しているカイデックス製ナイフシースと同様の素材。背面にはMALICEクリップが装備され個人装備へ装着して使用される。
Rail Mount for PVS-14
PVS-14のウエポンマウントベースとして使用されている。クイックリリーススクリューを装備しておりPVS-14をM4カービン他Mil-STD1913を持つ各火器に装着可能。
PRI M69 PVS-14 Mount
PRI社製のPVS14用マウント。M4カービンのレシーバー他Mil-STD1913に対応しており米軍の使用する殆どの火器に装着可能。スローレバーを装備しており脱着も容易。前方に装着するサイトに合わせ高さを変更できる。
EYE PIECE
PVS-14の接眼レンズに装着するアイピース。通常状態ではレンズカバーが閉じており接眼させると圧力でアイピースが前進、シャッターを開放する。内部が発光する暗視装置では光が接眼レンズから漏れることで所在を察知される危険性がある事からこの様なデザインが採用されている。