SDU/5-E STROBO LIGHT
SDU-5/Eストロボライトはアメリカ空軍や海軍航空部隊のパイロットのサバイバルシグナルとして60年代頃から支給された。通常サバイバルベストに収納され航空機から脱出後に回収部隊との位置確認に使用されるもので、スイッチを入れることにより点滅式のストロボを発光する。バッテリーは専用の物を使うが隊員個人が改造を施し市販電池で動くように改造された物も存在する。ベトナム戦争中には特殊部隊が回収部隊のヘリコプターや支援航空機などに位置を知らせるためにも用いられた。基本的に夜間に使用するが、フラッシュが強く敵にも発見され安いため、海上に墜落や遭難した時以外はフラッシュガードなどを併用して使用する。オプション装備で赤外線フィルターも製作されておりこれを使用すれば対応ナイトビジョン着用者以外は光を見ることができなくなる。IR(赤外線)フィルターの登場で回収任務は比較的安全になったが元来敵地からの回収作業(サーチ&レスキュー、コンバットレスキュー)には危険が伴うため通常は専用の訓練を受けた部隊が行う。特殊部隊ではベトナム戦争以降ストロボライトを愛用しており現在でもその使用は続いている。この他民間のレスキューチームやエアレスキューでも救助ツールとしても使われている。
ストロボライト上面。左の透明パーツ部分が発光するストロボ。ボディはプラスチック製で両端にコードをつけるためのループがある。スイッチはグレーのパーツでプッシュ式。金色の金属パーツは交換式のバッテリーになっている。
SDU-5/E後部。スイッチとバッテリーが見える。
SDU-5/Eのバッテリー。写真右はベトナム戦争中に使用されたタイプで後期になると写真左のタイプが多く見られる。
写真左から海軍支給モデル、空軍、一般部隊支給モデル、ベトナム戦争中の旧モデルとなっている。海軍モデルには黄色のテープが装着されている。
ストロボ部分はプラスチックのクリアパーツで被われている。
ストロボライト背面。
海軍仕様のストロボライトに固定されている黄色のテープ。ベストから引き出す際のストラップとして使用される。
OPTION
ラバー製フラッシュガード(写真上段)。フラッシュガードはストロボの光が横方向に漏れるのを防ぐ目的で装着される。下段のフィルターは左からブルーフィルター、IRフィルター、IRカバー。ブルーフィルターは夜間交戦中などに光の種類が特定できない時などに使用する。
ストロボライト用ポーチとプラスチック製のフラッシュガード。ポーチはナイロン製でスナップボタンにより開閉する。プラスチック製のフラッシュガードにはブルーの偏光フィルターが装備されている。
フラッシュガードの装着例。左からプラスチック製フラッシュガード、ラバー製、IRキャップ。
ラバー製フラッシュガードを装備した状態。内部に各フィルターを設置するスリットがある。