SLEEPING GEAR
HOLDING COT
フォールディングコットは折り畳み式の露営用ベッドで野営地の大型テント内部などに配置される。作戦地域で休息する寝具としては最も大型で快適な装備の一つであるが、歩兵装備として携行する事は無くあくまでも支配地域などで兵士が休息する為に使用する。ベトナム戦争中から使用が始まり現在でも素材の変更など小改良を受けたのみで使用が続く。寝袋、スリーピングマット、ブランケットなど必要に応じて組み合わせた使用が可能。本体はアルミ製で軽量な為、輸送車両などに大量に積載して運搬可能。
SLEEPING MAT
スリーピングマットはウレタン製の軽量マットで露営時に地面またはテント内部の床面に対して敷設し固い地面や岩肌などが体に直接当たるのを防ぐ。ウレタンは厚く防水性、保温性も優れている事から快適な睡眠を得る事が可能で軽量な事から一般的な歩兵装備にスリーピングバッグと共に組み込まれている。ロールの表面にはナイロン製のストラップが装備されており収納時にはロール状にしてバックパックに固定する。1980年代から使用が始まった。
PILLOW MILITARY ISSUE
コットなどと共に後方地域で使用可能な枕。ラバー製の空気封入式のタイプも存在する。
BLANKET MILITARY ISSUE
コットなどと共に後方の休息施設で使用するブランケット。
SLEEPING BAG
スリーピングバッグ(寝袋)は歩兵の休息用装備として携行される一般的な装備である。保温性に優れ一般地域向けで-10度から+10度までの温度帯に対応している。また寒冷地向けに-25度まで対応するスリーピングバッグも存在する。現在ではナイロン、ゴアテックスなどの最新素材を使用したものが一般的になっている。
COMBAT TENT
コンバットテントは作戦地域で兵員が休息するための簡易シェルターで風雨と外気を遮断する目的で使用される。通常後方の支配地域等安全が確保できている場合には大型の兵員収容シェルターテントや簡易建造物などを
使用するが前線地域ではそれらの建造、構築が不可能である事から小型のテントが使用される。
アメリカ軍のコンバットテントは通常二人一組で使用するスタイルが一般的で2人分のスリーピングバッグ、個人装備と小火器を収容する。第二次世界大戦前後のコンバットテントはハーフテントと呼ばれるもので2名の兵士の持つテントをそれぞれ組み合わせる事で1つのテントを構築できるというものであった。このハーフテントはベトナム戦争以降も使用されていたが90年代には市販されているアウトドア用テントと同型の物が採用され出した。コンバットテントは携行性などを考慮し軽く最小限のサイズになっており必ずしも快適な空間とは言えないが、風雨を遮断して睡眠と休息を得る事が可能なコンバットテントは兵士にとって重要な装備となっている。
携行品に制限が多く少数で移動する特殊部隊や偵察部隊などではこれらコンバットテントを携行する事は困難である為、コールドウェザー/レインウェアーなどを使用して睡眠を取る。またポンチョとロープ、ペグを利用すれば雨を防ぐ簡易テントも構築可能になっている。これらテントは風雨を防ぎ多少の断熱効果も持つが体温の維持は着衣とスリーピングバッグとの組み合わせで行う。