UNIFORM/ UNIFORM COMPOSITIONS/HEAD GEAR/FOOT WEAR
■ユニフォーム
 被服は軍隊に於いて早くから統一された装備の代表である。敵対する組織と違う被服を着用することで同士討ちや内通者の侵入を防ぐ効果があった。古代から中世では近接戦用の刀剣類を使った混戦が一般的であった事から同士討ちを避けるため、各軍隊の衣装は派手な原色のものが多く、自軍の軍旗や国旗、家紋を意匠しコートや盾にも施していた。銃器の発達によりこれらは徐々に失われ19世紀後半にはカーキ色のユニフォームが一般化する。
 第二次世界大戦になると各国の軍隊は自軍の識別の他に迷彩効果という新しい能力を被服に持たせようとする。ドイツ軍などは早くから被服の迷彩効果に着目し、いち早く戦場に大量投入し、その効果を確認した。一方アメリカ軍の迷彩服投入は遅く、第二次世界大戦中には一部の海兵隊などに支給される程度で、陸軍などは一般的なカーキ色の服を着用した。1950年代にはオリーブドラブ(濃緑色)のユニフォームが各国の一般的な戦闘服となるが、1960年代ベトナム戦争に入ると米軍はジャングルという局地での戦闘から敵に発見されない事の重要性を学び、いくつかの迷彩服を誕生させる。これらは主に特殊部隊などに優先的に支給され、一般部隊にはあまり出回らなかったが、ベトナム戦争後はアメリカ軍全軍に迷彩服が支給された。1980年代には20世紀後半のアメリカ軍のスタンダードな迷彩服であるウッドランドカモフラージュが採用され、世界各国も70年代から80年代にかけて自国の戦闘服に迷彩パターンを採用した。被服の迷彩化に伴い、個人装備も合わせて迷彩化されて行くことになる。歩兵に限らず人間にとって被服は生存のための大切な要素のひとつであり、特に戦場ではより快適かつ効果的な迷彩服、戦闘服が必要であり、日夜開発が続けられている。また、砂漠や都市部などの局地的な場所に対して効果を発揮する砂漠迷彩や都市迷彩なども現在の世界情勢からは必須となり、アメリカ軍では自国領土に存在しない地形用の迷彩服なども積極的に採用している。また近年の戦闘は夜間が殆どで、その際には高性能の暗視スコープが用いられる。この事から1980年代には夜間戦闘用のナイトビジョンに対して効果のある迷彩パターンなども開発された。被服はその迷彩効果以外にも運動性の向上や速乾性、対摩耗性、熱線に対する防護性なども重要とされ研究の対象となっている。
現在では人間工学に基づいた視認しにくい迷彩パターンが研究される他、暗視装置への対応も考慮された対赤外線加工が施されたデジタルパターンの迷彩服が一般的になっている。
迷彩服以外にも帽子、グローブなどは歩兵にとって大切な装備である。帽子は古来より軍隊が使用してきた道具の一つだが、統一性を持たせるため以外でも現在では太陽光線から頭部を保護する事や迷彩効果の向上、ヘルメットを着用しなくても良い地帯での着用が行われている。さらに山岳地帯などで手を保護するグローブ、長期間の行軍から足を保護するソックス、ブーツなど多くのものが日々進化している。

■特殊部隊の被服
 1960年代以降の特殊部隊の被服は一般部隊の使用する物と同じ事が多い。これは敵地で捕虜になった際にも一般部隊の隊員として扱われるという利点がある。一方でベトナム戦争などの経験を活かし敵勢力と同等の容姿で作戦に望むこともある。これは味方の支援が得にくい完全に孤立した危険度の高い作戦地域などでは頻繁に使用される。湾岸戦争ではSASをはじめとする後方攪乱部隊がイラク内部に潜伏し、地元に住むベトウィン族のコートや頭部に巻く伝統衣装のシェマグなどを用い作戦を有利に導いた。他にもリビアやアフガニスタンなどの戦場でも常套手段として使われた。変装し潜入するという行為自体は何世紀も前の戦争から用いられている古典的なものだが、それ故に現代戦術においても優位さは衰えていない。また支給される被服にも特殊部隊の隊員は多くの改造を施す。これらは特殊作戦に必要な装備を携行するためや、サバイバルキットを装備ではなく服自体に携行させることで、個人装備を廃棄しなければならない状況下でもよりサバイバリティを向上させる狙いがある。今日では試作迷彩服などを優先的に支給されている為、様々な迷彩服を着用している。

■ユニフォームの素材
■カモフラージュパターン
UNIFORM
■UTILITY UNIFORM
■TROPICAL UNIFORM 1st
■TROPICAL UNIFORM 2nd
■TROPICAL UNIFORM 3rd
■TROPICAL UNIFORM 4th
■TROPICAL UNIFORM ERDL 1st
■TROPICAL UNIFORM ERDL 2nd
■TROPICAL UNIFORM ERDL 3rd
■HOT WEATHER CAMOUFLAGE PATTERN/RDF PATTERN 1 熱帯気候カモフラージュユニフォーム/LC-1リーフ
■HOT WEATHER CAMOUFLAGE PATTERN/RDF PATTERN 2 熱帯気候カモフラージュユニフォーム/LC-1リーフ
■HOT WEATHER CAMOUFLAGE PATTERN/RDF PATTERN 3 熱帯気候カモフラージュユニフォーム/LC-1リーフ
■BDU: BATTLE DRESS UNIFORM BDU/ウッドランドカモフラージュユニフォーム
■BDU: BATTLE DRESS UNIFORM/TEMPERRATE WEATHER BDU/中間気候用
■BDU: BATTLE DRESS UNIFORM/ENHANCED TEMPERRATE WEATHER BDU/強化型中間気候用
■BDU: BATTLE DRESS UNIFORM/HOT WEATHER BDU/熱帯用
■BDU: BATTLE DRESS UNIFORM/ENHANCED HOT WEATHER BDU/強化型熱帯用
■BDU:BLACK357
■BDU:GREEN483
■DBDU:DESERT BATTLE DRESS UNIFORM 1st DBDU/デザートカモフラージュユニフォーム
■DBDU:DESERT BATTLE DRESS UNIFORM 2nd DBDU/デザートカモフラージュユニフォーム
■DBDU:DESERT BATTLE DRESS UNIFORM 3rd DBDU/デザートカモフラージュユニフォーム
■DESERT NIGHT CAMOUFLAGE
■DCU: DESERT CAMOUFLAGE UNIFORM EXPERIMENTAL DCU/デザートカモフラージュユニフォーム試作
■DCU: DESERT CAMOUFLAGE UNIFORM DCU/デザートカモフラージュユニフォーム
■DCU: DESERT CAMOUFLAGE UNIFORM 1993-1994 DCU/デザートカモフラージュユニフォーム 1993-1994
■DCU: DESERT CAMOUFLAGE UNIFORM 1995- DCU/デザートカモフラージュユニフォーム 1995-
■DCU: DESERT CAMOUFLAGE UNIFORM 1997-2002 DCU/デザートカモフラージュユニフォーム 1997-2002
■DCU: DESERT CAMOUFLAGE UNIFORM 2003- DCU/デザートカモフラージュユニフォーム 2003-
■ACU: ARMY COMBAT UNIFORM/UCP ACU/UCPパターンカモフラージュユニフォーム
■ACU: ARMY COMBAT UNIFORM/MULTICAMO ACU/マルチカモパターンカモフラージュユニフォーム
■MCCUU:WOODLAND
■MCCUU:DESERT
■CITY URBAN
■FROG COMBAT UNIFORM
■ABU
■NWU TYPE I
■NWU TYPE II
■NWU TYPE III
■CRYE COMBAT NAVY CUSTOM/AOR1
■CRYE COMBAT NAVY CUSTOM/AOR2
■CRYE COMBAT Gen1
■CRYE COMBAT Gen2
■CRYE COMBAT Gen3
■CRYE FIELD Gen2
■CRYE COMBAT ACU
■MASSIF
■TIGER
■DESERT TIGER
COLD WEATHER WEAR/RAIN WEAR
■M65
■ECWCS 1st
■ECWCS 2nd
■ECWCS 2nd
■ECWCS 2nd
■SPEAR
■PCU
COVERALL
■CWU/27P
■POINTBALNK NOMEX UNOIFORM
■CQB ASSAULT SUIT
■CVC COVERALL
UNDERWEAR
HEAD GEAR
■JUNGULE HAT/CAPS VIETNAM ERA ジャングルハット/キャップ
BOOTS
■COLD WEATHER BOOTS コールドウェザーブーツ
GLOVE/SOCKS/BDU BELT
■U.S. GLOVES
■CIVILIAN GLOVES
■BDU BELT/G.I. BELT BDUベルト/GIベルト
■SOCKS
COMBAT INSIGNIA
RANK PATCHES
RANK/METAL PINS
BRANCH/NAME PATCHES
UNIT PATCHES
SPECIAL SKILL PATCHES/POCKET PATCHES
FLAG PATCHES
OFFICIAL PATCHES
UNOFFICIAL PATCHES